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知って得する予防接種の話

東洋経済新報社

効かない、副作用があると、子どもに予防接種を受けさせない親が増えている。「ワクチン後進国」と呼ばれる日本と日本人に向けて、予防接種に対する誤解を解き、感染症予防のために何をすべきかをわかりやすく解説。

予防接種は効かない、副作用がある、と子どもに予防接種を受けさせない親が増えている。いわゆる「ワクチン嫌い」の人々だ。インフルエンザの予防接種による副作用問題、日本脳炎予防接種による死亡事故など不安が多いのも事実だ。しかし、世界的に見て日本は「ワクチン後進国」と呼ばれるほど、ワクチン行政が進んでいない。
ポリオ生ワクチンから不活化ワクチンに切り替えられたことを契機に、二児の母で公衆衛生学の研究家である著者が、本書を執筆。日本の歴史や諸外国の実例を交え、日本人がなぜ予防接種に対し誤解を持つのかを探り、感染症予防のためにわれわれが何をすべきかをわかりやすく解説する。
小さな子どもを持つ親御さんにもぜひ読んでいただきたい書である。

目次

I 日本の予防接種は少ない?
II 子どもだけでなく大人の問題でもある
III 不活化ポリオワクチン開始の舞台裏 ポリオの会を中心に その1
IV 不活化ポリオワクチン開始の舞台裏 ポリオの会を中心に その2
V ワクチン行政ってどうなっているの? 
VI 予防接種リテラシー
VII 感染症との付き合い方
VIII ワクチン問題は終わらない 
IX みんなで健康を守る社会へ

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