2017.11.29
[ビジネス編03]うっかり数字ミスが多くて信用ガタ落ち
経費精算の伝票や請求書など、信用問題にもかかわる数字のミス。電卓やExcelなどの数式機能を使っていても、過信は厳禁。ざっと数字を眺めたときに、その数字に違和感を覚えたら数字リテラシーが上がっています!
ざっくりと数字を読む力を身につける
「数字は厳密なもの」という印象が、仕事上で数字と付き合う際の弊害になっているケースが見受けられます。学校で習った算数や数学の影響ではありますが、学校での数学と「ビジネス数学」との大きな違いは、ビジネス数学は理論ではなく、実践中心であること。そして、概算が重視される場合があり、唯一の正解が存在するわけではない、ということです。必ずしも厳密に取り扱う必要がないのですから、大雑把に数字を捉える力、「把握力」を身につけることは、仕事改善の足掛かりになります。
冒頭の計算ミスの例ですが、「1万円に含まれている消費税はいくらですか」と聞いたときに、「125,000円」と答えた人がいました。電卓の入力ミスで「10,000÷8%」と計算したために生じたミスです。1万円の内税の8%が1万円より大きいはずがない、という数字に対する違和感が働いたら防ぐことができました。仕事の中の数字には必ず実体があります。お金であれば、これくらいの金額感という実体があり、納期であれば、これくらいの時間の長さという実物がある。数字の裏側にある、その実体をイメージすることを日々意識し続けることで、おかしな数字にパッとひと目で気づくことができます。また、不必要な計算をする手間も省け、計算の速度も上がります。上の「Quiz」がその最たる例です。数字の裏側にある実体をイメージするとはどういうことか、体感してみてください。