2017.11.03
[お悩み09]自然検索による流入が多い=サイトの効果が高い?
自然検索で来たユーザーはアクセス解析の結果が良くなる傾向にある。しかし、一口に自然検索といっても、「指名検索」か「一般検索」かでユーザーのモチベーションは変わってくる。施策を考える際には、それぞれの違いも考慮するようにしよう。
自然検索による流入=自社のファンなのか?
流入経路のうち自然検索と広告経由の割合を見るべきと前述しましたが、もし広告経由のアクセスが多い場合は、出稿をやめた途端にアクセス数がガクンと落ちてしまうことになります。そういう意味では、自然検索からの流入割合は多い方が良いと言えます。PVなどの解析データも、自然検索経由のユーザーは良い傾向にあります。
ただし、自然検索の割合さえ高ければ安心かというと、そうではありません。自社のサイトに辿りつくようなキーワードでやってきたことを考えると、自社のファンであるように感じるかもしれませんが、検索する際のキーワードが社名やブランド名、製品名などを指す「指名検索」か、その業界や製品全般について調べた「一般検索」かによっても違ってきます。
前者の場合は、すでに自社や製品について認知しているユーザーが目指してやってきているので、興味関心がある可能性が高いと判断できます。しかし後者の場合は、その分野に興味はあるものの、まだ競合他社との比較段階のユーザーだと考えられます。そのため、指名検索と比較すると直帰率は高くなる傾向にあります。ただし、一般キーワードからの流入が多いということは、SEO施策が適切に効いているということです。
ただ、そこまで細かく解析をし始めると、多くのリソースや専門的な知識が必要になってきてしまいます。流入経路や指名検索、一般検索については、理解して頭の隅に入れておく程度で良いでしょう。基本的にはPVや直帰率など、パッと見て変化の掴みやすい数値に絞り定期的に見ていくことが重要です。