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特集一覧 Web Designing 2019年10月号

【地方×働き方】全国各地に在宅ワークメンバー『ノヴィータ』 「Web制作×地方×働き方」アンケート企画

・東京に本社
・地方拠点は2つ
・デジタルマーケティング支援会社
・従業員40名、小中規模

(株)ノヴィータ
創業年:2006年 本社:東京都新宿区
最近の成果物:MASS2(マスマス)見込み顧客管理ツールの開発東京工業大学 グローバル理工人育成コース

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教えてくれたのは…代表取締役社長 三好怜子さん

(1)現状と地方に拠点を持つようになった背景について

本社含めて3拠点で社員数40名(2019年6月末時点)。東京に29名、兵庫県豊岡市に6名(在宅勤務、サテライトオフィスあり)、会津若松に1名(シェアオフィスのデスクあり)。豊岡市以外の自宅でのフルリモートワーク4名(神戸、山口、福岡、鹿児島)。

兵庫県と豊岡市が協調して実施する「兵庫高度IT起業家等集積支援事業」に弊社が認定。豊岡市内で、在宅勤務で採用業務を行うママメンバーを採用するとともに、事業所も開設しました。自社内では、もともと柔軟な働き方を実践するために、2017年よりフルリモートワークを実現。豊岡市以外については、社員の転居先や採用人材の居住地がそのまま拠点となっています。

 

(2)それぞれの地方拠点と本社をつなぐ仕組みは?

リモートワークなどの活用を念頭にG Suiteを全社的に導入し、クラウド上にファイルを集約しています。管理系ツールも外部SaaSサービスを利用し、遠隔でも業務対応可能に。チャットツールは、全社的にSlackを採用。

会議システムは、リモート勤務者の増加とシステムの安定性からZoomを使用。全社員がアカウントを持ち、本社中継用にアカウントと機器(スピーカーマイク、カメラ)なども準備。クラウド上に勤怠ツールを入れて管理し、勤務開始と勤務終了の挨拶はSlack投稿をルール化。

 

(3)地方、複数拠点の役割について。所属社員やスタッフの人事評価は?

豊岡拠点メンバーは現地採用でフルリモート。主に採用代行(求人票作成と運用)のサービス開発など。会津は顧客/パートナー開拓。神戸は豊岡拠点メンバーのマネジメントと採用応募者一次対応、山口はバックオフィス業務、福岡および鹿児島はともにWebデザイン業務。

社員の評価は、OKR(Objective Key Result)を導入。決めた目標に対してどう活動し結果を出したかで評価し、遠方を理由に評価上の特別対応はしていません。

 

(4)地方、複数拠点を持つメリットや成果について

2018年末よりスタートした豊岡拠点は、想定以上に関心を集めて、約4カ月で6名を採用。独立性高く始まりましたが、東京本社と連携を申し出てくるなど、会社の雰囲気に変化が出ました。

全体的には、社内メンバーの離職防止。転居を理由に退職というケースがなくなりました。例えば、「地元に帰って働く」と決めていた社員が今年Uターンを実現。採用面談の場でも、率直に働き方の希望を応募者から引き出しやすくなりました。

 

(5)地方、複数拠点を持ったからこその気づき、注意点は?

東京のビジネスのやり方でそのまま地方企業と接すると、うまくいきにくいと感じています。在宅勤務やリモートワークという勤務形態が、地方ではまだ先進的で、在宅勤務当事者の周りに同じ境遇の人がおらず、孤独を感じやすいという報告も入ってきています。

本社の温度感がリモートでは伝わりづらく、温度感の伝え方や情報格差の埋め方は試行錯誤中です。特に現地採用者には東京本社を遠く感じる人もおり、本社への定点カメラの設置や常時Zoom起動なども検討中です。

掲載号

Web Designing 2019年10月号

Web Designing 2019年10月号

2019年8月17日発売 本誌:1,530円(税込) / PDF版:1,200円(税込)

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【複数拠点】【リモートワーク】
場所に縛られない働き方

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高齢化や人口減少など、地方が抱える課題は山ほどあります。
一方で、インバウンドによる地域資源の再発見やITインフラの整備など、
ポジティブに捉えられる話題もあります。
もちろん地方の自治体・民間企業は今、大きな課題に対し真摯に取り組んでいますが、
WebをはじめとするITスキルのプロフェッショナルの力を必要としているのです!

WebやIT業界で活躍する制作会社をはじめとしたプロフェッショナルのみなさんは、
今そこにある地方の課題解決に多少なりとも貢献できるスキルを持っていると言えるでしょう。
また、ネットワーク技術の進化は働く場所の自由度を大きく広げました。
自分の理想とするライフスタイルに合わせて、住む場所をはじめ関わりを持つ地域の選択肢も増えています。
そこで、企業や制作会社の地方も視野に入れた働き方の可能性も追求していきます。


また、ネットワーク技術の進化は働く場所の自由度を大きく広げました。
自分の理想とするライフスタイルに合わせて、住む場所をはじめ関わりを持つ地域の選択肢も増えています。
そこで、企業や制作会社の地方も視野に入れた働き方の可能性も追求していきます。



●地方が抱える課題とは
・制作会社の力が活きる地方のニーズ

●地方におけるWebビジネスのヒント
・制作会社の強みを活かす 考え方と実践
・今行われている地方でのビジネスとは?

●自治体側の受け入れ態勢や協業、助成金

●地方との繋がり方
・「移住」は手段の一つ。「住まなくても繋がる」関係性

●企業で考えるべき「働き方」
・地方志向の社員を活かすための制度導入
・サテライトオフィス、在宅リモートなど事例

【本誌内注目の一文】
■本当の魅力を発見して伝えていくためには、外から来たヨソモノ視点が必要

■まずは参加して、違う環境に関わってみよう

■都市部の高齢化問題の先進事例はローカルにある

■地域外の人材が地域づくりを担い変化を生み出す

■WebやITを生業とする方であれば、自身のスキルを活かす形でも関係人口になれます

■特別な理由がなくても全社員が選べる働き方として、テレワークを活用している




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より高速に、よりクリエイティブに!
共同制作の質を大きく向上させる新定番ツール

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