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特集一覧 Web Designing 2019年6月号

戦国武将から学ぶビジネスに活きる“11”の企画 マーケティングは戦国時代にもあった!

時は戦国。度重なる戦いが続く時代に、戦国武将たちは天下の覇者になるため、生き残るためにさまざまな「企画」を実現してきました。それらにはデジタル全盛の現代ビジネスでも活かされ、役立つ知恵が満載なのです。
Illustration:高橋美紀

1.城をテーマパークにして人気を保つ「織田信長」

織田信長は、城を今で言うところのテーマパークにしていました。『信長公記』によると琵琶湖のほとりに安土城をつくったときには、入場料を取って、城内を見学させたという逸話も残っています。自慢したかったのかもしれませんが。さらに、城下の家々に灯りを配って、安土の町を夜間にライトアップしたイベントも実施しています。昔から地域の祭は存在していたのですが、それを城という自分の影響のおよぶ範囲で大規模に行うことで、新しい統治者を宣伝したのでしょう。

本社をユニークにするということでは、IT企業も多く施策をしています。古くはGoogleのビリヤード台から、最近ではDMMのプロジェクションマッピングされたオフィスなどもそうでしょう。共通していることは、訪問した人が面白いと思うこと、そして、中の人がそれを自慢できるという2点が大事なポイントです。

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大規模なイベントを開催して自社をアピールするという手法は、現代の企業でもよく使っています。イベント参加者が面白いという体験をし、それを自慢(今で言えばSNSで拡散する)することを狙っていたと言えます

 

 

2.強い逸話でイメージアップ「加藤清正」

加藤清正は、熊本では伝説になっています。江戸期、熊本は細川家が納めていたにも関わらずにです。清正は大男だったと言われて、虎を退治したという逸話も残っています。おかげで、今でも祇園の料亭の遊びにある「とらとら」では、清正をモデルにした虎退治が残っています。

武将という職業ですから、強いというイメージが定着することは重要です。よいイメージを残すストーリーを残したということが後世まで語られる理由でしょう。

ソフトバンクの孫正義さんがミカン箱の上で演説を行ったという逸話や、スティーブ・ジョブズの演説のように後世に残るストーリーを考えるのもブランドを確立するための方法の1つでしょう。

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加藤清正が築城した熊本城。武闘派のイメージもある清正ですが実は内政にも長けており、熊本城築城の土木工事は農閑期に行い、きちんと賃金を払うなど農民の立場を考えていたそうです。それは伝説になるほど人気になりますよね

 

 

3.名前をブランディングに活用「毛利高政」

九州の豊後の国(大分県あたり)、佐伯藩を治めた毛利高政という豊臣秀吉の部下だった武将がいます。秀吉の部下なのに、毛利という名前なのは、「あれ?」と思う人もいるかもしれませんが、実は改名しています。

もともとは森さんでした。ですが、九州の地を治めるにあたり、毛利のほうが強いイメージを持つので、秀吉が改名させたのです。もちろん、本家の毛利家の許可ももらった上でした。名前の持つ効果を最大限に発揮した武将と言えるかもしません。

企画においてネーミングはとても重要ですが、自身の名前もブランドですからね。普及させた自社サービス名に社名を変える会社も多いですが、そう考えると今も昔も同じなのかもしれません。

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大分県佐伯市の街を一望できる山城を拠点にした毛利高政。最大で中国地方全域と九州の一部まで領地を拡大した毛利家のイメージは当時の九州でも健在で、この地を治めるにあたり効果を発揮しました

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掲載号

Web Designing 2019年6月号

Web Designing 2019年6月号

2019年4月18日発売 本誌:1,530円(税込) / PDF版:1,200円(税込)

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「自信に満ちた企画であってもなぜだか通らなかった」「用意周到に進めたつもりでもコンセンサスが得られなかった」。企画に関しては、そういった類のことが社内外を問わずに起こりうるものです。考えが浅いのか、企画が甘いのか、それともコミュニケーションが足りないのか。いろいろと頭の中で考えを巡らせてみるもののその答えはよくわからないまま、なんてことも多いと思います。
とは言っても、「誰も思いつかないエッジのたった企画を!」「すごい発想力が必要!」と意気込む必要はありません。

企画(力)は、①発見(インプット) ②立案 ③提案(アウトプット)の3段階でそれぞれの手順を踏めば見違えるほどレベルアップするのです。

本特集では、大きく3つの段階で考えるべきこと、やるべきことをステップ化し、Webビジネスの現場で「仕事につながる=お金になる」企画力の鍛え方を、順を追ってチェックできるように構成しました。
スピード感がもっとも重要な特徴の1つであるWebビジネスで「より速く」「より確度高く」「より効果の出る」企画を実現させるノウハウを凝縮しています。

【イントロダクション】
なぜ、あいつの企画書は通るのか?
クライアントの心を鷲掴みにする、勝つための「企画術」


【インプット】
●クライアントは頼りたくなる本当の「インプット」とは?
●課題明確化のためのヒアリング術
●意見を引き出すためのブレストノウハウ術


【企画立案】
●やるべきことを見誤らないために、正しく課題を洗い出す
●速く繰り返すアジャイル開発で答えを探ろう
●クライアントの反応からわかる企画提案の落とし穴
●デザイナーが主導する、企画のあり方


【アウトプット】
●読み手目線で伝える企画書づくり
●「聞かせる」「見られる」を意識したプレゼン術
●佐藤ねじ式・「企画」の流儀


●戦国武将から学ぶ、ビジネスに活きる“11”の企画
●チームで企画を生み出すためのTips「12」

など


※記事内容は変更になる場合があります。


【こんな方にオススメ!】
■競合他社に先んじて有力な企画を打ち出していきたい企業担当者、プランナー
■Webのスピード感に乗って数々の課題解決を提案する制作会社ディレクター、アカウント、クリエイター
■上司やクライアントに「費用対効果に見合う」と判断(納得)させ予算を引き出すノウハウを知りたい
■面白い企画なのにうまく実現できない、企画はバッチリのはずだけど承認されない・・・
■企画を提案しても、クライアントに即決してもらえない&値引きなどの注文をつけられてしまう

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