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特集一覧 Web Designing 2019年4月号

WordPressが選ばれる理由と利用時の注意点 機能性、開発力で課題を解決

国内外で圧倒的なシェアを誇るWordPress。選ばれる理由は、機能性の高さやオープンソースゆえの開発力にあります。しかし、弱みもしっかり理解して万が一のトラブルの際の対処も考えたうえで利用することが大切です。

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教えてくれたのは…西牧八千代
プライム・ストラテジー(株)取締役CMO。プライム・ストラテジー(株)の創業メンバーとして16年間、経営全般のほか、ブランド戦略、Webマーケティングに携わる。企画執筆した『本格ビジネスサイトを作りながら学ぶ WordPressの教科書』(SBクリエイティブ)は2012年度「CPU大賞(書籍部門)」受賞。
https://innova-jp.com

使いやすさと開発コストの安さ

前述したように、WordPressは国内外共にダントツのシェアを誇ります。なぜかというと、とても優秀なCMSだからです。その理由の一つに、WordPressがオープンソースであることが挙げられます。利用者が多いということは当然開発者も多く、日々世界中の開発者が新たな機能やデザインを提供しています。そうしてプラグインやテーマ(デザインのテンプレート)が多数用意されているので、必要とする機能や希望のレイアウトを手軽に実装できます。

また、もし既存のテーマやプラグインにはないものを開発する場合でも、開発情報がWeb上などに豊富にあるため、必要な情報が得やすくなっています。

他にも、たとえばGoogleアナリティクスのタグを1万ページあるサイトに埋め込もうと思ったら、管理画面から一度設定すれば全ページに反映されるというような集中管理が可能である点も制作・運用しやすい点です。

WordPressはオープンソースなので導入自体は無料ですが、こうした開発やカスタマイズのしやすさが制作時の工数削減に繋がり、制作時間や制作コストを抑えられる点もまた人気の要因でしょう。

 

各デバイスの表示やモバイルファーストインデックスにも対応

WordPressでは、テーマの種類が豊富で、公式のうち最新のものだけでも約6,800が利用可能です(2019年1月時点)。その他にも、各デザイン会社やクリエイターが制作した非公式のもの、無料から有料版まで数多く存在します。WebサイトはPCやタブレット、スマートフォンとさまざまな環境で閲覧されるため、どのデバイスでも閲覧できることが望ましいですが、対応したテーマを設定するだけで実現できます。

また、2018年3月よりGoogleではモバイルファーストインデックス(MFI)が開始されました。それ以前はPCでのサイト表示を基準に検索順位を評価していたのですが、モバイルサイトの表示で評価していくようになったというものです。モバイルサイトにもPCサイトと同じコンテンツを含め、レスポンシブWebデザインであることが推奨されています。対応していない場合は、Googleでの検索順位を落としかねません。そうしたMFI対応に役立つ「レスポンシブWebデザイン」のテーマも、WordPressには豊富にあります。また、プラグインでも同様の対応ができます。

手軽に機能性の高いデザインを実現できることもまた、サイトの制作工数や制作コストの削減に繋がります。

ただし、悪意のあるソースやバックドアが仕込まれたテーマなどが配布されている場合もあります。それらを利用するとハッキングやウイルスを撒いてしまうなどの被害に巻き込まれかねません。WordPressのお墨付きを得ている公式テーマか、信用できる配布元のもののみを利用するようにした方が良いでしょう。安全なテーマでも、脆弱性などが見つかればすぐにアップデートが行われるので、早めに対処することも大切です。

既存テーマに多くのカスタマイズを加えたり、自社のオリジナルテーマを制作したいとなったときも、WordPressテーマのデザインに慣れている制作会社はたくさんあるので、依頼先に困ることはないでしょう。こうした環境もシェア最大であるメリットと言えます。

 

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掲載号

Web Designing 2019年4月号

Web Designing 2019年4月号

2019年2月18日発売 本誌:1,559円(税込) / PDF版:1,222円(税込)

CMSの見直しで、Web品質と業務・組織を改善せよ!

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Webビジネスの成否に直結する!

CMS 2.0
新時代の常識

顧客との接点やエンゲージメントを高めるために必須のWebサイト。
その基盤となるCMSを、予算や自社都合だけで選んでいませんか?


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今や企業サイトの6割以上がCMS(コンテンツ管理システム)を導入していると言われています。
専門知識がなくてもサイトの更新や管理ができるのが特長のCMSですが、
これをただの「サイト運用ツール」だと思っているなら、
それは大きな機会損失を招いている可能性があります。

顧客へ認知やエンゲージを高めるために必須であるWebサイト、
そのコンテンツを有効に活用するための基盤となるCMSは、
今後のWebビジネスの勝敗を左右する大事なポイントなのです。
さらに、今あるサイト運用上のさまざまな課題も、
CMSを理解することで解消されるのです!


また、現在CMSと呼ばれるものは3,000以上存在しています。
中には業界や用途に特化したものもさまざまです。
そんなCMS、予算や担当部署の都合だけで簡単に選んでいませんか?

では、CMSをビジネスの基盤とし、武器として120%活用するためにはどんなことを考え、
どんな準備や選考基準が必要でしょうか。
そして、限られたリソースや少ないコストで成果を出すにはどうすればいいのでしょうか。



Web Designing 4月号(2月18日発売)では、
新規Webビジネスを立ち上げる際、どんなCMSを選べばいいか、今やりたいことを実現させるために
CMSを乗り換えるならどうすればいいか、既存のCMSをもっと活かすにはどうすればいいかなど、
もはやWebビジネスに欠かすことができないCMSの
これからの活かし方や課題の解決方法をさまざまなシチュエーションに立って解説します。


【対象読者&課題】
■とりあえず無料のCMSにしてみたものの、実際の運用にさまざまな課題が出てきた
■現在自社に導入されているCMSでは、やりたい新規Webビジネスが思うように実現できそうにない
■運用の使い勝手がいいCMSが知りたい
■予算は少ないが、企業サイトだけに素人が適当に作るのは抵抗がある
■CMS構築及びWebサイト制作、そしてその後の運用まで信頼できるパートナーを見つけたい
■「自社で簡単に作れる」という触れ込みを鵜呑みにした結果、現場が混乱&疲弊している


【予定内容】
●CMSこそがWebビジネスの勝敗を左右する

●CHAPTER1 CMSを“知る”
  01_CMSの定義や仕組みを知る
機能の違いやトレンド
02_WordPressが選ばれる理由と利用時の注意点
機能性、開発力で課題を解決
03_CMS導入がもたらすビジネスメリット
投稿の質と働き方を向上

●CHAPTER2 CMSを“選ぶ”
   01_ビジネス最適化につながるCMS選びのための準備
決め手は、選ぶ前の準備作業
02_具体例で学ぶCMSの選び方
「運用」や「保守」を意識した選択

【 CMSとセキュリティ 】 Web制作のプロが教える~CMSとセキュリティ“9つ”の金言
【 編集部が厳選! 】企業サイト・メディアで安心して使える商用CMS 17選!
【 Column 】 管理画面を変えたUXデザイン
【 Column 】 Webサイトのセキュリティのために~知っておきたいハッカーのこと

●CHAPTER3 CMSを“運用/活用する”
01_中長期的に考えるCMSの運用と体制づくり 
持ち腐れにしない、積極的な活用を!
02_これからの新常識は「CMSマーケティング」だ! 
まだWebサイトの更新にしか使ってないの?

【 CaseStudy 】 CMSで実現したリード獲得と新たな営業フロー/「Hint Clip」 共同印刷

ほか

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