第3回グロービス・トライボーディアン日本選手権の展望|トライボーディアン協会

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トライボーディアンは、将棋・囲碁・オセロのボードゲーム三種競技です。

第3回グロービス・トライボーディアン日本選手権の展望

ボードゲーム日本一のゆくえ

 
すでに告知したとおり、11月4日(土)に将棋、囲碁、リバーシの3種競技大会「第3回グロービス・トライボーディアン日本選手権」を開催します。


マイナビ女子オープン一斉予選の付随イベントのような形で始まった本大会ですが、参加される皆様の熱意とグロービス様、棚瀬様のご協力を得て、第3回大会も開催することができました(パチパチパチパチ)。誠にありがとうございます。


これまでの2回を振り返ってみますと、第1回大会は3種目できて腕に覚えのある方が「おっ、そんな大会やるんだ」というノリでとりあえず応募した、という感じでした。
大会自体も出たとこ勝負の手作り感満載で、それ故に大会も終始和やかな雰囲気で進んでいたと思います。優勝したのは元奨励会員で囲碁も高段の腕前の栗生直樹さんでした。



第1回大会の模様



上野裕和五段



その空気が変わってきたのが昨年の第2回大会。一般クラス、初級クラスは第1回同様、和気あいあいと行われましたが、名人戦クラスには「トライボーディアンガチ勢」と呼ばれる方々が現れたのです。



トライボーディアンガチ勢のみなさん(上位入賞者のみなさん)



第1回大会のときには「トライボーディアンのために労力を費やす」ということをした方はほとんどいなかったと思います。しかし第2回大会では明らかに「この大会のために研鑽を積んできた」方がいました。その筆頭が優勝した高山弦大さん。第1回の悔しさをバネに囲碁クエストでは1万局を超える対局をこなしていました。また、第1回大会ではあり得なかった「ライバルになりうる相手の事前研究」を初めて本格的に行ったのも高山さんです。
第2回が終わったときに、トライボーディアンが単なるお祭りイベントではなく、「そのために労力を費やす価値のある大会」になったと感じました。


と、ここまで来て、さあ第3回大会がどうなるかです。


相手の事前研究が当たり前になったという意味で、すでに大会は始まっているともいえます。前回優勝者の高山さんは、もちろん今大会の優勝候補の筆頭ですから、マークされて当然です。他にも高山さんに比肩しうるガチ勢の方は前回大会までで、すでに何人かいらっしゃいます。

もちろん、彼らの覇権争いも注目したいところですが、私は初出場の誰かやこれまでノーマークだった方が一気に優勝をかっさらうパターンも十分あると思っています。

今大会が初参加となる囲碁棋士の芝野龍之介初段は注目ですし、前回大会の結果が悔しくて「今回のために本気で特訓してきました」という方の話もひそかに聞いています。


そして誰も覚えていないと思いますが、第1回のときも第2回のときも私は「島田予想」として「リバーシと何かが強い人が勝つ」と言い続けてきました。しかし、その予想はあえなく外れています。これまで優勝したお二人、栗生さんと高山さんはいずれも「将棋勢」です。島田予想はさておき、そろそろ「囲碁勢」か「リバーシ勢」の優勝が見たいところでございます(無責任発言)。

逆に今回も「将棋勢」が優勝するようなことになると「トライボーディアンは将棋勢有利」という高山さんの説がいよいよ真実味を帯びてきます。その辺もどうなるか興味津々です。

もし、運営の仕事がなかったら私もリバーシをもう少し勉強して、賞金が出る20位を目指して戦いたいところです。

そうなんです。今回は20位まで賞金が出ることに加えて、参加費無料で、かつ出るだけで参加賞として将棋または囲碁書籍が一冊もらえます。期待値的にプラスです。

初級者の方には初級クラスを用意しておりますので、ガチ勢でなくても一日ボードゲームを通じて楽しんでいただいて、書籍を持って帰っていただければ幸いです。

また、大会終了後には後夜祭的なノリで、希望者によるついたて将棋大会とチェス大会を開催しようと思っています。トライボーディアンは自信ないけど、ついたて将棋、あるいはチェスなら絶対の自信がある、という方はこちらを目当てに参加していただくのもいいかもしれません。


ボードゲームが好きな方にはぜひ参加していただきたい楽しい大会です。


皆様のたくさんのご応募をお待ちしております!!


→応募ページはこちら

 

 
 

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