マイナビ女子オープンが創設

 女流新棋戦「マイナビ女子オープン」の誕生を伝える記者会見が9月4日、東京都一ツ橋のパレスサイドビルで行われた。

 会見では、毎日コミュニケーションズの中川信行社長、日本将棋連盟の米長邦雄会長、日本女子プロ将棋協会の中井広恵代表理事、女流棋士会会長の谷川治恵会長の4人が登壇、それぞれが新棋戦への期待や意気込みなどをコメントした。


「マイナビ女子オープン」発表記者会見 登壇者コメント 

「マイナビ」は、「働く人」「学ぶ人」の人生を応援するサービスです。新たな門出を迎えられた女流棋士のみなさまに、さらなる成功や成長のきっかけとなるよう「マイナビ女子オープン」を始めさせていただきます。
多くのみなさまと共に、多数のファンを魅了する棋戦を一緒に作り、発展させていきたいと願っております。
株式会社 毎日コミュニケーションズ 
代表取締役社長 中川信行


この度、毎日コミュニケーションズ様には、大型の女流棋戦を創設して頂き誠に有難うございます。また、日頃より将棋へのご理解を賜り、深く感謝しております。新棋戦マイナビ女子オープンは、予選の一斉対局を毎日コミュニケーションズ本社で行うなど、極めて斬新でファンの方々に注目していただける棋戦になることと期待しております。
女流棋界は二団体に分かれました。これからは、双方が対局と普及面で切磋琢磨し、良い意味でのライバルとして共存共栄し、女流棋界全体がより良い方向に発展していくことを強く願っております。今後とも、全女流棋士により一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
社団法人日本将棋連盟 会長 米長邦雄


毎日コミュニケーションズ様におかれましては、長年にわたりレディースオープン・トーナメントを開催していただき、たいへん有難く感謝申し上げます。また、このたび日本女子プロ将棋協会(LPSA)設立の年に、更にタイトル戦として大きくしていただき、LPSA棋士一同、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。 今回のマイナビ女子オープンも、予選は将棋連盟所属の女流棋士と、LPSAの女流棋士との対抗戦という形態になっていますし、何といっても一斉対局が初めての試みで、とても楽しみです。私たちもご期待に応えられるよう、一生懸命頑張りたいと思います。そして、是非LPSAにタイトルを持ってきたいですね。
有限責任中間法人日本女子プロ将棋協会 代表理事 中井広恵


 この度は素晴らしい新棋戦を創設して頂き、誠に有難うございます。
毎日コミュニケーションズさまには、20年にわたり「レディースオープン・トーナメント」を開催して頂きました。アマチュアも参加できる公式戦ということで、当時は大きな話題となったことを思い出します。そして今、「自立した人生を応援する」というご主旨のもと、タイトル戦として大きく生まれ変わった新棋戦、ご期待に違わぬ熱戦が繰り広げられる事と存じますので、今後とも皆様のご声援を宜しくお願い申し上げます。 
日本将棋連盟女流棋士会 会長 谷川治恵