第4回 『わたしのすきな台湾案内』 本づくりの話
2016.11.15
こんにちは。衣食住、暮らしに関するエッセイを書いている柳沢小実です。ご存知の方も、はじめましての方もよろしくお願いします。
12月1日に続編『わたしのすきな台湾案内』を出せることになりました。
これもすべて、前作『わたしのすきな台北案内』が好評だったおかげです。
読んでくださったみなさま、ありがとうございます! 今回は、本づくりの話をしますね。
この本をつくるにあたって、今年もまた合計2か月かけてじっくり台湾を取材してきました。
まずは下取材と称して、街をとことんぶらぶらするところから始まります。
街に自分を馴染ませて、そこに住んでいる人たちと話したり遊んだり食べたりしながら、ぐっとくる場所をひとつずつ挙げていきます。
本をつくるために旅をするのではなく、「好き!」「イイ!」「みんなに伝えたい!」が原動力になっていて、徹底的にうろうろして本ができるという流れが、自分らしいと思うのです。
そうして何度も通って、どうしても紹介したいところだけを厳選しています。
その時の頭の中はまるでわたあめの製造機みたいで、ざらめを入れて、ふわわわ~っとわたあめが浮いてくるのを待ち、最後にくるくるっとまとめるというイメージです。
実際はかなり時間がかかっていますけどね。
第2弾の「わたしのすきな台湾案内」では、美味しいお店やおすすめの場所の紹介に加えて、台湾の人やカルチャーの面白さ、文化なども伝えたくて、読み物のページも多めにしました。
そして、台北から足を伸ばして、他の街の紹介もたっぷりと。
どの街も印象が異なり、なんとも魅力の溢れる国だと感じました。
写真は、それぞれの街にゆかりのある台湾人カメラマンが、その街のいいところを撮ってくれました。
カメラマンや友人など、地元の人と一緒に歩いて、食べて、撮って、ローカルだけが知っている各地の良さをたくさん教えてもらいましたよ。
旅行者の私がいい! と喜ぶツボが、向こうには意外なところもあったようで、そんなギャップが面白かったようです。
表紙と裏表紙は台中の風景です。
台中市内は、川が流れているからかゆったりとしていて、水と緑がいっぱいのみずみずしい街でした。
感性の豊かな人が集っていて、透明感があってワントーン明るいかんじ。
カルチャーの発信地となっているお店や新しくできた食べ物屋さんなどは、どれも洗練されたクリーンな雰囲気です。市内は、友人の写真家クリスさんと一緒に巡りました。
では、次回からは台中を巡ったぐるり旅のこぼれ話をしますね。どうぞお楽しみに!
『わたしのすきな台湾案内』
2016年12月1日発売
160ページ/ 978-4-8399-6060-5/マイナビ出版発行
台北、台中、台南、高雄、北投、淡水、宜蘭……。
台湾に魅せられたエッセイストの柳沢小実さんの台湾ガイド、好評第2弾! 初めての方も、リピーターの方も楽しめる、さらに踏み込んだ台湾の魅力を味わいつくす情報が満載。
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【お知らせ】
『わたしのすきな台湾案内』の出版イベントを梅田 蔦屋書店で開催!
大阪・梅田 蔦屋書店にて、柳沢小実さんの台湾トークイベントを開催いたします。台湾の最新情報から、台湾への思い、そして旅じたくの話まで、たっぷりお話します。みなさまのご来場お待ちしております!
日時:2016年12月3日(土)
時間:18:00~20:00(会場17:30)
場所:梅田 蔦屋書店4thラウンジ
参加費:①参加券/1,500円、②書籍付き参加券2,800円
*書籍付きチケットの場合、はイベント当日にお渡しします。
申し込み方法:梅田蔦屋書店オンラインショッピング・店頭にてお申し込みください。
http://real.tsite.jp/umeda/event/2016/11/post-220.html