AR?拡張現実|書店様向けサイト

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AR?拡張現実

 iPhoneアプリとして有名な「セカイカメラ」、箱根にCGで再現された実物大のエヴァンゲリオン、マーカーをWebカメラで読み取るとアイドルの3D映像が出現する変わったキャンペーン…。
 これらにはAR(Augmented Reality)=拡張現実という概念、技術が利用され、最近注目を集めている。モニター越しに映る現実世界にさまざまなデジタル情報が浮かび上がる、そんな漫画やアニメ、SFでおなじみの光景を実現するのがARだ。
 ARとは「情報技術を使って、現実空間に何らかの情報を追加すること、あるいはそれによって情報が追加された(すなわち「拡張」された)現実空間」などと定義されているが、まだまだその概念と技術を理解するのは難しい。
 ARについてなんとなく理解している人も、「まだまだ発展途上の技術でしょ」「オモチャとして使われているだけだろ?」と感じる人も多いのではないだろうか。しかし、もはやARは未来の話ではない。
 米誌『TIME』は「2010年にトレンドとなる10個の技術」として、iPadやソーシャルゲームなどと並んでARを選んでいる。また、米ガートナー社は、5?10年後にはARがメインストリームの存在になっている可能性があると予測している 。
 これを遠い先の話と感じるか、明日にでもやって来る話と感じるかは人それぞれだろう。しかし少なくとも、ARの一般化が現実のものとして考えられる状況になっている。
 PC上で動くAR、モバイル端末で動くAR、デジタルサイネージ(電子掲示板)で活用されるAR。ARはビジネスとしても有望な領域になりつつある。
 本書では、ARとは何か、今ARに何が起きているのか、そして私たちの生活をどのように変えようとしているのか。遠い未来の話としてではなく、すでに現在になりつつある話として考察する。

発売日:2010-07-24

ISBN:978-4-8399-3564-1

本体価格:780円

判型:文庫判

ページ数:200ページ