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動物園であった泣ける話

マイナビ出版

動物との触れ合いが人を優しく変えていく

子どものとき親と行く、若い時にカップルで行く、親になってから子どもと行く。
人生で3回は行くといわれる動物園。動物好きなら3回どころか、何十回と行く方もいるかもしれません。

動物と触れ合うことで人は癒され、明日を生きる活力となります。

本書はそんな動物園を舞台にした心にしみる12編のストーリーを収録したものです。

ライト文芸の世界で活躍する気鋭の作家12人が紡ぐ優しさ溢れるアンソロジー、ぜひ本書で気持ちの良い涙を流していただければ幸いです。

Step by Step 楠谷佑
血の繋がりがない父子。「親子割引クーポン」で来た動物園で、二人の心は繋がる。

猿山と登山 溝口智子
車椅子で猿山を見る老婆、彼女のネガティブな心は娘たちの手を借りて変化していく。

番い鳥のフォレルスケット 烏丸紫明
丹頂鶴の番いの前で足を止めた貴之は、恋人の真琴に向かって想いを打ち明ける。

そこにはきっと宝物があるから 猫屋ちゃき
絵の題材を探しに動物園に来た泰樹は、一人無表情でサイを見る少年に気が付き…

ちいさなぼくとネコのあいだに、クマがはいってゆきました 鳩見すた
飼い猫シッタが亡くなり親子で初めて来た動物園、息子はシッタの声が聞こえると言う。

パンダが来た!
霜月りつ

動物に喩えて
水城正太郎

ライオン、子ライオン、孫ライオン
那識あきら

わたしは檻の中
朝比奈歩

私に似た人
浅海ユウ

願掛けバナナ
一色美雨季

俺の会社は動物園! ?
編乃肌

発売日:2021-04-13

目次

ラインナップ

書籍一覧へ
  • 質屋からすのワケアリ帳簿 ~シンデレラと死を呼ぶ靴~
    南潔(著)
    質草は、新たな哀しみを引き寄せる―。物に宿った記憶を読み解くダークミステリー!
  • ラストレター
    浅海ユウ(著)
    孤独なつむぎにとって、同級生のハルキだけが心許せる存在だった。病を患い入院中の彼は、弱さを見せずいつも笑顔でつむぎの心を明るく照らした。しかし彼は突然、療養のためつむぎの前から姿を消してしまう。
  • 君とソースと僕の恋
    本田晴巳(著)
    美大生の宇野正直は、大学の近くのコンビニでバイトをしている。そこには、毎日なぜか「ソース」だけを買っていく美人がいた。
  • 霞村四丁目の郵便屋さん
    朝比奈希夜(著)
    もしもあの日、好きと伝えていれば…。最愛の幼馴染・遥と死別した瑛太は、想いを伝えられなかった後悔を抱き、前へ進めずにいた。そこに現れた“天国の郵便屋”を名乗る少女・みやびは、瑛太に届くはずのない“遥からの手紙”を渡す。