繰り巫女あやかし夜噺 ~かごめかごめかごのとり~
マイナビ出版
―とんとんからん、とんからん。古都が舞台の、あやかし謎解き糸紡ぎ噺第二弾―
―かごめかごめかごのとり…後ろの正面だあれ?―
古都で次々と起きる怪事件は闇に住まう人にあらざる者たちの仕業なのか。
玉繭神社の機織り小屋で巫女は今日も機を織る。
弱き人々のために…そして巫女は石舞台で舞を踊る。
とんとんからん、とんからん。
早朝から聞こえる機織りの音。
古都の高台にひっそりとたたずむ玉繭神社には、巫女として住み込みで働く絹子。
引きこもりの神職兼大家である青年や身の回りの世話をしてくれるシロとクロと一緒に暮らしている絹子は、大学で非常勤講師として機織も教えている。
大家と絹子の下にはあやかしが起こしたとしか考えられない不可解な相談やお祓いの依頼がよく持ち込まれる。
女性の肩に現れた不気味な腫物は一体何なのか?
長い髪の女性を狙い髪を切るあやかしの正体は?
突然神隠しに遭った男の子の行方は?
次々と起きる摩訶不思議な事件の真相は明らかになるのか。
前作「お憑かれさんです、ごくろうさま」でお馴染みの仲間に加え、大家の血縁であるハジメと呼ばれる巫女など新たな人物も登場。
あやかし謎解き噺第二弾「かごめかごめかごのとり」…糸を紡ぐ物語が今再び始まる。
発売日:2018-05-21
目次
著者プロフィール
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日向夏(著者)
福岡県出身、福岡県在住。好きな食べ物は茄子と栄養飲料(某C)と豚骨ラーメン。小説投稿サイト「小説家になろう」にて、ぽつぽつ色んな話を書いている。安住の地は、機嫌が良い時の猫の腹。
2012年に『薬屋のひとりごと』(主婦の友社刊)でデビュー。2014年には文庫化され、シリーズ5作品ともに大好評を博している。2016年11月には『繰り巫女あやかし夜噺 ~お憑かれさんです、ごくろうさま~(弊社刊)』を刊行し、他にも人気作を多数手掛ける。 -
六七質(イラスト)
イラストレーター。マイナビ出版ファン文庫では、『こんこん、いなり不動産』シリーズ、『繰り巫女あやかし夜噺』シリーズ、『黒手毬珈琲館に灯はともる ~優しい雨と、オレンジ・カプチーノ~』の装画を手掛けている。
ラインナップ
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- 放課後図書室
- 君への想いを素直に伝えられたら、どんなに救われるだろう――。真面目でおとなしい果歩は、高2になると、無表情で掴みどころのない早瀬と図書委員になる
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- 神様の願いごと
- 夢もなく将来への希望もない高2の七槻千世。ある日の学校帰り、雨宿りに足を踏み入れた神社で、千世は人並外れた美しい男と出会う。彼の名は常葉。この神社の神様だという。無気力に毎日を生きる千世に、常葉は「夢が見つかるまで、この神社の仕事を手伝うこと」を命じる。
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- 僕らの空は群青色
- 大学1年の白井恒は、図書館で遠坂渡と出会い、なかば強引に友だちになる。だが、不思議な影をまとう渡が本当は何者なのかは、謎に包まれ
たままだった。
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- あの頃、きみと陽だまりで
- いじめが原因で不登校になったなぎさは、車にひかれかけた猫を助けたことから飼主の新太と出会う。お礼に1つ願いを叶えてくれるという彼に「ここから連れ出して」と言う。
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