黒手毬珈琲館に灯はともる ~優しい雨と、オレンジ・カプチーノ~
マイナビ出版
―この街に、この店に、優しい人がいる。 『マイナビeBooks大賞』&『お仕事小説コン』特別賞W受賞!
文具メーカーで事務をしている朝希は真面目に日々働いていたが、新しい課長に目の敵にされてしまう。見兼ねた先輩社員に助けられるも退職を余儀なくされた。
以来、半ば引きこもりのような生活を送るが、これではマズイと兄の営む家具屋で店番を始める。接客はつらいが、その店は兄がオリジナル製品にこだわった大切な、子供のころから大好きな店だった。想いの詰まった家具に囲まれる穏やかな日々。
ある仕事帰りの夕方、裏路地に『黒手毬珈琲館』を見つけ、中に家具屋のスツールがあったことで、吸い込まれるように入店する。と、気づけば昼間来た客が全身黒ずくめで目の前に立っていて……。
多彩なオリジナル珈琲メニューの裏には誰かの温かな想いがある――。
心が疲れたときに効く、優しい一杯をあなたへ。
発売日:2016-05-23
ラインナップ
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- 雨宿りの星たちへ
- 進路が決まらず悩む美雨は、学校の屋上でひとり「未来が見えたらな…」とつぶやく。すると「未来を見てあげる」と声がして振り返ると、転校生の雨宮先輩が立っていた…
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- 河童の懸場帖(かけばちょう) 東京「物ノ怪(もののけ)」訪問録
- 現代――。あやかし達だって、悩みながらも一生懸命、生きています。
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- 奈良まちはじまり朝ごはん
- 奈良のならまちにある、昼でも夜でも朝ごはんを出す店。和食から洋食まで店主・雄也の気分
で提供し、メニューは存在しない。
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- そして君に最後の願いを。
- 山と緑に包まれた小さな町に暮らすあかり。高校卒業を目前に、幼馴染たちとの思い出作りのため、町の神社でキャンプをする。卒業後は小説
家への夢を抱きつつ東京の大学へ進学するあかりは、この町に残る颯太に密かな恋心を抱いていた。
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