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黒手毬珈琲館に灯はともる ~優しい雨と、オレンジ・カプチーノ~

マイナビ出版

―この街に、この店に、優しい人がいる。 『マイナビeBooks大賞』&『お仕事小説コン』特別賞W受賞!

文具メーカーで事務をしている朝希は真面目に日々働いていたが、新しい課長に目の敵にされてしまう。見兼ねた先輩社員に助けられるも退職を余儀なくされた。

以来、半ば引きこもりのような生活を送るが、これではマズイと兄の営む家具屋で店番を始める。接客はつらいが、その店は兄がオリジナル製品にこだわった大切な、子供のころから大好きな店だった。想いの詰まった家具に囲まれる穏やかな日々。

ある仕事帰りの夕方、裏路地に『黒手毬珈琲館』を見つけ、中に家具屋のスツールがあったことで、吸い込まれるように入店する。と、気づけば昼間来た客が全身黒ずくめで目の前に立っていて……。

多彩なオリジナル珈琲メニューの裏には誰かの温かな想いがある――。
心が疲れたときに効く、優しい一杯をあなたへ。

発売日:2016-05-23

著者プロフィール

  • 澤ノ倉クナリ(著者)

    千葉県育ち。長野県在住。好きな発明は床暖房と眼鏡。安住の地は図書館。2015年、小説投稿サイト「小説家になろう」で開催した『お仕事小説コン』にて本作が特別賞を、その後ノミネートされた「第1回マイナビeBooks大賞」では大賞を受賞した。本作が初の書籍化。

  • 六七質(イラスト)

    イラストレーター。マイナビ出版ファン文庫では、『こんこん、いなり不動産』『繰り巫女あやかし夜噺~お憑かれさんです、ごくろうさま~』『黒手毬珈琲館に灯はともる ~優しい雨と、オレンジ・カプチーノ~』の装画を手掛けている。

ラインナップ

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    菊川あすか(著)
    傷つきたくない。だから私は透明になることを選んだ――。危うい友情、いじめが消せない学校生活…そんな只中にいる高2の愛花は、息を潜め、当たり障りのない毎日をやり過ごしていた。
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