質屋からすのワケアリ帳簿 ~シンデレラと死を呼ぶ靴~
マイナビ出版
質草は、新たな哀しみを引き寄せる―。物に宿った記憶を読み解くダークミステリー!
「僕はね、自分のコレクションを奪われるのが大嫌いなんだ」
本当に怖いのは力で“視る”ものじゃない。目の前にあるのに見落としている真実だ―。
『質屋からす』の店主・烏島は、店の1階で客から物を買い取り、2階では情報を売っている。彼の質草コレクションは高価な物より人の不幸や欲望にまみれたワケアリの品ばかりで、烏島はそれらを一人ひっそりと愛でるのが趣味。店で働く目黒千里も、彼がある能力ごと“買い取った”モノのひとつだ。あるとき、そこに赤いかたわれ靴が加わった。持ち主が謎の死を遂げていると知り、うっとりと微笑む烏島だが、ある日それが盗まれて…。大人気! 物に宿った記憶を読み解くダークミステリー、待望のシリーズ化。
発売日:2017-05-19
目次
ラインナップ
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- 探し物はたぶん嘘
- 疾風のキャンパスに舞うのは謎か?か…。人見知り少女×黒犬ペッパーらの、切なくも温かい青春ミステリー!
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- 元町クリーニング屋 横浜サンドリヨン ~洗濯ときどき謎解き~
- 洗濯日和は謎解きを! 横浜でクリーニング屋を営む天才クリーニング師・更紗のシミから始まるミステリー。
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- あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。
- 母親とケンカをして家を飛び出し、目をさますとそこは70年前、戦時中の日本だった。偶然通りかかった彰に助けられ、彼と過ごす日々の中、百合は彰の誠実さと優しさに惹かれていく。しかし、彼は特攻隊員で、ほどなく命を懸け戦地に飛び立つ運命だった――。
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- 一瞬の永遠を、きみと
- 絶望の中、高1の夏海は、夏休みの学校の屋上でひとり命を絶とうとしていた。そこへ不意に現れた見知らぬ少年・朗。「今ここで死んだつもりで、少しの間だけおまえの命、おれにくれない?」――彼が一体何者かもわからぬまま、ふたりは遠い海をめざし、自転車を走らせる。
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