WD Online

特集一覧 Web Designing 2018年12月号

インバウンドのPR術①─ 中国SNS編 身近なところから始めよう! 中国とつながるS N S

クチコミの影響力が日本以上に大きいという、中国のSNS環境。しかし、日本からそのユーザーに情報を届けるにはどうしたらいいのでしょうか? 越境プロモーション支援で中国への展開に力を入れるアライドアーキテクツにお話を聞きました。


SNSを活用したデジタルマーケティング支援を行なっている。「越境プロモーション事業」では、日本企業の中国向けプロモーションおよび集客・販促施策をサポートする。 https://www.aainc.co.jp/

7f4483d3be4a032714e7e205c8f73103.jpg
番匠達也さん_Tatsuya Bansyo
アライドアーキテクツ株式会社 グローバル事業部 部長

1. SNS以前からの「会話文化」に根付いたネットワーク

ネット人口8億人の中国 スマホ社会に見るSNS環境

みなさんご存じのように、中国は「スマホ社会」と言われています。中国インターネットネットワーク情報センター(CNNIC)の発表によると、ネット人口は2018年8月の発表で8億人を超え、その98%がモバイルからのアクセスです。また、5.6億人がモバイル決済を利用し、シェア自転車は2.4億人、ライドシェアは3.4億人が利用するなど、その活用範囲が広いことも特筆すべきポイントです。

こうした中でSNSはすでに生活の一部になっており、特によく使われているのが日本でも知られる「Weibo(微博)」や「WeChat(微信)」でしょう。Weiboはマイクロブログサービスで、ユーザー数はグローバルで7億人。“中国版Twitter”とも言われるオープンなSNSで、短文+写真(最大9枚)という投稿スタイルが主流です。また、動画の投稿も増えていて、ライブ配信機能もあります。フォローした人の投稿だけでなく、カテゴリ別に注目の投稿が集まるタイムラインもあり、情報収集にも向いています。

一方、WeChatは“中国版LINE”とも言われるメッセージングサービスで、ユーザーはグローバルで10億人に上ります。コミュニケーションの他、モバイル決済機能や各種サービスと連携するミニアプリなどがあり、メッセージングの枠を超えて活用されるプラットフォームになっています。

最近のトレンドとしては、InstagramとECが連動したような「RED(小紅書)」が、海外の流行に敏感な女性の間で人気になっています。投稿内容に応じて商品が表示され、直接購入できるEC機能を持つことが特徴で、化粧品など日本の商品もよく紹介されています。

また、ニュースキュレーション+SNSという形態の「今日頭条(Toutiao)」も急速に利用者数を伸ばしています。報道ニュースだけでなくブログや動画なども含め、ユーザーの趣味嗜好に合わせたコンテンツがAIによって配信され、コメントを書き込めるサービスです。この他、日本でも人気の「TikTok」の中国国内版「抖音(ドウイン)」のようなショート動画も、大きく伸びている分野です。

ユーザーの中心となっているのは1980~90年代生まれの若い人たちです。20代で比べれば日本以上にSNSに費やしている時間が多いでしょう。歩きながらずっとボイスチャットで話している人も少なくありません。

また、日本のFacebookやTwitterでは、情報を受け取ったり内輪の交流が中心という印象がありますが、中国では友人間のコミュニケーションに利用するのはもちろん、受け身ではなく積極的に情報発信する人の割合が多いことも特徴です。

 

続きを読むためにはログインが必要です。
マイナビBOOKSの「WD Online全文購読サービス」(有料)をご利用ください。

マイナビBOOKSへの新規会員登録もこちらから。

定期購読者はオンライン版が読み放題 !!
雑誌『Web Designing』の定期講読者には、
WD Onlineの全文購読サービスを無料でご提供しています。
詳しくは「定期購読のご案内」をご覧ください。

掲載号

Web Designing 2018年12月号

Web Designing 2018年12月号

2018年10月18日発売 本誌:1,530円(税込) / PDF版:1,200円(税込)

アウトバウンド・インバウンド・越境EC!海外展開で4,000万人を顧客にする方法

サンプルデータはこちらから

---------------------------------------------
日本が注目される2020年まであと1年…でもまだ間に合う!

売り込む!呼び込む!買ってもらう!
世界を顧客にする方法
---------------------------------------------


2017年、訪日外国人の数は2869万人にのぼり、毎年400万人のペースで伸びてきているといいます。政府は、2020年に4000万人に乗せるという計画を公表しており、今後ますます国をあげて「訪日外国人増大」の波は確実に大きくなっていきます。

日本国内に向けた商品展開や売上に行き詰まりを感じている企業をはじめ、当然この「訪日顧客」の存在を無視する手はありません。さらに言えば、インターネットにより訪日外国人だけでなく世界中の人々に自社の商品・サービスの情報を届けることができる時代に、国内だけを見て一喜一憂していていいのでしょうか?

…とはいえ、

じゃあ何をすればいいのよ?
日本との文化の違いは大きな壁じゃないの?
どこの国を狙えばいいかわからない
売りたい商材、狙う国によってウケるアプローチは違うよね?

などとおっしゃる方も多いでしょう。そこで、海外を相手に「売り込む」「呼び込む」「買ってもらう」3つのアプローチを軸に、海外マーケティング戦略の基礎から1年で実現できる具体的な手法・考え方を、はじめの一歩から教えます。


[第1部]
■海外進出のために考えるべきことと準備すること
 ●売るのは「モノ」から「コト」へ
 ●海外の人に向けて、自社商品は何がウリなのか
 ●海外顧客に対応するためのWebでの受け入れ対策

■[Webで海外を相手にするアプローチ①]海外進出(アウトバウンド)
 海外に売り込む
  海外で取り扱ってもらうにはまず何をすればいい?
  ルールや法律はどちらの国のものが適用される?
 
■[Webで海外を相手にするアプローチ②]インバウンド
 ●日本向けと海外向けでコンテンツマーケティングの考え方は違うのか
 

■[Webで海外を相手にするアプローチ③]越境EC
 ●海外から自社ECショップへの集客術
 ●関税・免税はどう対処すればいい?


など

[第2部]

■世界地域別:進出とらの巻
第1部「海外を相手にする3つのアプローチ」を、自社ではどの国に仕掛ければいいでしょうか?
市場、文化、国民性、言語、法律、税制などアジア、ヨーロッパ、アメリカ、その他。地域独特の課題とクリアするヒントを解説します。

●自社の商品はどの国が狙い目?
 ターゲットにする国の選定基準

●各地域別攻略のヒント
 中国、東南アジア、アメリカなど


[第3部]

■言葉の壁をのりこえろ!

・ただの自動翻訳では客は集まらない!
・翻訳サービスの実際:作業期間・費用感
・サイトの海外対応で必ずぶつかる諸問題をできるだけ低予算で解決する
・テキストを使わないアプローチ



[第4部]

■海外戦略は決済対応が基本!

・地域別決済システムの有利不利・そのキメテ
・各国の決済事情への対応方法
・海外との決済関連の注意点
・低コストで導入できるサービス

など

編集部からのおすすめ記事

この記事を見た人はこんな記事も見ています