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CASE5:店舗の万引きを防ぎたい 行動を解析し、不審人物を検知・予測する

小売店を日々悩ませる万引き。しかし、AIが人の行動を解析・予測することで、その対策ができるのです。さらにその技術は、さまざまなソリューションに応用できるのです。

[SERVICE NAME]VAAKEYE​

万引き防止AI「VAAKEYE」を中心に、予測型警備支援やレジなし決済支援、マーケティング支援など、行動解析を使用したソリューションを提供。現在は小売業を中心に「VAAKEYE」のテスト導入をおこなっています。「VAAKEYE」の導入コストは月額4万円~5万円(マーケティングデータ支援は別途費用)。

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田中遼
株式会社VAAK 代表取締役。学生時代より起業し、大手をクライアントとしたシステム開発会社、業界シェア2位のプログラミング教育会社を経営。その後、行動解析に焦点を定めて研究開発を行い、2017年11月に株式会社VAAKを創業。

AIで万引きを防止

スーパーで商品を手に取ったり、戻したり。A地点からB地点に移動して、またA地点へ移動する・・・。人の行動の大部分には、意味や心理が現れているもの。こうした人の行動を解析し、小売店を悩ます万引きの防止や新たなマーケティングの導入、駅や空港など、公共性の高い場所での不審人物のチェックなど、さまざまなソリューションにつなげようとしているサービスがあります。

AIの研究で知られる東京大学の松尾研究室とソフトバンクによるVCの支援を受け、人の行動解析にフォーカスしたサービスを提供しているのが、昨年11月に設立された株式会社VAAK。同社が現在、実験的に提供している予測型警備支援サービス「VAAKEYE」は、小売店を悩ます万引き防止を目的としたソリューション。現在、実店舗でのテストを実施し、10月の正式ローンチを目指しています。

VAAKEYEの仕組みは、店舗に備えられた防犯カメラの動画を、クラウド上のソフトが解析。行動を解析して、対象人物の動きから、「不審度」を表示します。万引きの決定的瞬間を検知するのはもちろん、万引き発生前から「不審度の高い」人物に対して注意を払うことで、万引きを抑制できるようになっています(01)。VAAKの代表、田中遼さんは、VAAKEYEのAIについて次のように説明します。

「VAAKEYEでは、動きの検知、行動解析、行動予測のすべてに、それぞれ異なる自社開発のAIを活用しています。一般的な行動解析はどこを向いているか、どういう行動をとってきたかの導線などのデータしか取得していませんでしたが、VAAKEYEでは対象人物の服装、表情、持ち物、滞在時間、動きなど100ポイント以上を解析して、行動の意味を判断できるようにしているのが大きな強みです」

 

異常心理学をベースにしたAI

 現在、万引き対策としてVAAKEYEで活用されているAIは、歩数が多い、キョロキョロしているといった「心理学的側面から見た行動」と、万引き警備の専門家などのノウハウをアルゴリズムに落とし込み、開発されたもの。このAIが動画をリアルタイムで解析し、店内にいる人物の不審度として表示します(02)。

さらにVAAKEYEでは、AIに天候や地域などの統計情報を組み合わせ、万引き犯が現れやすい時間なども予測。万引き対策に人手を割けない店舗も多いため、「明日の14時30分に万引き犯が●%の確率で現れる」などと予測することで、警戒を促してくれます。

「店内が混みやすい時間帯など、万引きは実はパターン化しやすい。そこで万引き犯が現れやすい時間などを予測しています。加えて、AIは実際の防犯カメラ画像による学習も行っています」

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掲載号

Web Designing 2018年10月号

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10月号特集内のP058におきまして、AI Startup Studio by LedgeのURLを誤って記載しておりました。以下に訂正するとともに、読者のみなさまならびに関係者のみなさまに深くお詫び申し上げます。

AI Startup Studio by Ledge
https://www.ai-startupstudio.ai/

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