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CASE2:客観的にインサイトを把握したい ユーザーの不満の声をAIで価値あるものに変換

「ユーザーの本当の心理って?」「仮説から主観を除けない…。」誰もが向き合うこんな課題は、AIが解決してくれます。世の中の不満データをAIが解析し、企業に客観的なヒントを提供します。

[SERVICE NAME]不満買取センター、ITAS​

不満買取センターは、38万6,000人以上もの登録会員(7月末時点)から日々不満の声を集め、そこからAIによる構文解析ITASを使用しインサイトを抽出している。ITASは単体でのサービス提供もしている。基本的に導入前にPOC(サービスの試用による概念実証)を行い、その価格は200~300万円ほど。

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伊藤友博
(株)Insight Tech CEO。1974年愛知県生まれ。1999年早稲田大学院建設工学修了。同年、大手シンクタンクに入社。ビッグデータマーケティング、AI(人工知能)を活用した新事業開発を牽引。2017年より現職。日本マーケティング学会学会員。

生活者の声が集まる不満買取センター

「不満買取センター」は、登録会員から生活の中で日々感じる不満を随時投稿してもらうサービスです(01)。こちらを運営する(株)Insight Techは、集まったデータを企業などに提供し、商品開発や改善、マーケティングといったことに役立てられています。同社CEOの伊藤友博さんは、その特徴をこう話します。

「設問を用意するアンケート調査では、意見にバイアスがかかる懸念がありますが、不満買取センターはバイアスのない意見が集まりやすいというメリットがあります。また、すでに900万件もの不満データがあるので、幅広い観点から生活者のインサイトを抽出できます」

不満の意見が多く集まるほど有益なのは言うまでもありませんが、人力で解析するのは困難です。それを可能にしたのが、AIによる構文解析です。

「膨大なデータをAIで迅速に解析しています。人力だとどうしてもその人の主観が入ってしまいますが、AIではより客観的に意見を抽出できます」

バイアスのない声を元に紐解いた仮説を裏付けるために、企業側の依頼に応じた質問を登録会員に投げかけて声を集め、AIで解析することも可能です。

 

日本語の文章を構文解析するITAS

不満買取センターに集まった声を解析するAIは京都大学とともに開発されたもので、「ITAS」という名前で単体のサービスとしても提供されています。現在のところ日本語の文章を構文解析できる唯一のサービスだといいます。

「以前より、テキストマイニングは実施されていましたが、多くは単語レベルでの抽出しかできませんでした。たとえば『料金』という単語が多いということがわかっても、問題は『料金が高い』ことなのか『料金がわかりづらい』ことなのかを判断できなかったのです。しかしITASでは、そうした文章の内容が解析可能です。これまで日本語の文章はデータとして扱えない非構造化データとされてきましたが、AIによる構文解析によって構造化できるようになったことで、解析・活用が可能になったのです」

ITASには3つのAIエンジンがあり、用途に応じてこれらを組み合わせて利用されています。

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掲載号

Web Designing 2018年10月号

Web Designing 2018年10月号

2018年8月18日発売 本誌:1,559円(税込) / PDF版:1,222円(税込)

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AIが注目されはじめてからはや数年。
AIは「知る/理解する」段階から「利活用する」段階へと移行し始め、ビジネスに導入しようとする動きが活発になってきました。
一方で、いかに自社のビジネスに合った使い途があるのかを見極めるのが難しいという声があるのもまた事実。
自社の持つデータでAIをフル活用、作業効率化はAIで実現…などと考えてみるものの、課題解決も手段として
うまく結びつかずに思考停止してしまうなんてことが多いのもまたいまの現状ではないでしょうか。

本特集は、「いま」「ビジネス活用」「課題解決」をキーワードに、ビジネスにAIを導入するための考え方と方法を紹介します。
さらに、Webビジネスと親和性が高いと言われるチャットボット、今後ビジネス活用が期待される音声AIについて、
課題解決という点から事例を添えながら具体的に解説します。
最先端のAIを理解しながらも、ビジネスに活かすための知識を得る。本特集を通じて、AIについてもう一歩先の理解をしてみませんか?

●これってAI? Q&Aで把握する「AI理解度」
●未来ではない”いま”のAI 
●データで知るAIビジネス活用のいま

■課題から見る”使える”AIサービス_ビジネス導入のポイント
●チャートで理解してみよう「ビジネスとAIの相性/相関図」
●課題ありきで考える、いま使えるAIサービス
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■Webビジネスで使えるAI(チャットボットと音声AI)
●音声AIを知らずしてビジネスは語れず
●音声AIがビジネスで解決できること
●音声UIの考え方とスキル制作のポイント

●チャットボット導入のメリット
●チャットボット導入のプロセス
●チャットボット制作のコツとワザ

●AI人材、どう育てる?


<こんな方にオススメです>
■周り(上長)がAIと騒いでいるが、正直未だはっきりわかっていない
■競合がAIを導入したと聞いて、対抗しなくてはいけない
■未だに「自分たちの仕事が取られるのでは?」と戦々恐々としている
■とは言ってもまだまだ、中小企業の自社では予算もないし先の話だと思っている
■AIを導入すればなんでもできるようになると思っている
■Webサイト運営に効果的なAI活用を知りたい

10月号特集内のP058におきまして、AI Startup Studio by LedgeのURLを誤って記載しておりました。以下に訂正するとともに、読者のみなさまならびに関係者のみなさまに深くお詫び申し上げます。

AI Startup Studio by Ledge
https://www.ai-startupstudio.ai/

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