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CASE1:より正確な広告効果を把握したい クロスデバイスのユーザー行動をAIで一致させる

目当ての商品をスマホで見つけて、自宅のPCで購入する。広告効果測定において、この動線が同一ユーザーの行動と判定するのは困難でした。それを可能にしたのがAIのチカラです。

[SERVICE NAME]アドエビス

広告効果の測定、アクセス解析、ユーザー分析などさまざまな機能を備えたマーケティングツール。国内の広告効果測定市場でトップシェアを誇る。ユーザー数は累計9,000件、現在のアクティブ数で1,500件ほど。最低利用期間は6カ月で、月額使用料は一般的なパッケージで約10万円。

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岩田進
(株)ロックオン代表取締役。2001年、大学在学中に(株)ロックオンを創業。「Impact on the World」という理念のもと、マーケティングプラットフォーム「アドエビス」、ECオープンプラットフォーム「EC-CUBE」など、デジタルマーケティング領域の製品を開発。

広告効果測定を阻むクロスデバイス/クロスブラウザ

広告効果測定市場で、国内トップシェアを誇るマーケティングツール「アドエビス」。2004年のサービス開始から、世の中の変化に応じて、広告効果を測るためのさまざまな機能を提供してきました。そんな人気サービスが2018年8月にリリースした新機能が、AIを用いた「クロスデバイス機能」です。同サービスを運営する(株)ロックオン代表取締役の岩田進さんは、開発にいたった理由をこう語ります。

「弊社では、2004年の創業当初からインターネット広告の効果を計測し、簡単に可視化できるソリューションを提供してきました。その中で、5年ほど前から、デジタルマーケティングのあり方が変わってきたと感じていました。従来の広告をクリックして、ランディングページへ飛び、購入してもらうというような直接的なマーケティングから、SNS広告でユーザーに接触し、リターゲティング広告などで再度接触し、徐々に態度変容が生まれたらしかるべきタイミングで検索などをして購入してもらうという、時間軸の長いものに変わってきたのです(01)。

こうした消費者の購買までの行動や思考のプロセスを設計する、カスタマージャーニーというキーワードが取り沙汰されるようにもなってきました。しかし、時間軸の長い広告効果を測定するにあたり、クロスデバイス/クロスブラウザというのは、大きな障壁となっていました」

移動中や休憩時間にはスマホで、自宅ではPCやタブレットでというように、いまや複数デバイスでインターネットにアクセスする人は多くなっています。しかし、どのデバイスでも何らかのIDでログインしているというような場合を除いて、別のデバイスを同一人物が利用していると特定するのは困難でした。また、Cookieで計測しているため、同じスマホ内のFacebookアプリで広告を見て、Safariで検索・購入するというようなクロスブラウザでも、同一人物と特定できなかったのです。

「これには、マーケティングツールを提供する立場として、重大な課題感を持っていました」

そこでアドエビスが取り組んだのが、AIを用いたクロスデバイス機能でした。

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掲載号

Web Designing 2018年10月号

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10月号特集内のP058におきまして、AI Startup Studio by LedgeのURLを誤って記載しておりました。以下に訂正するとともに、読者のみなさまならびに関係者のみなさまに深くお詫び申し上げます。

AI Startup Studio by Ledge
https://www.ai-startupstudio.ai/

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