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[1-6]入社希望者の疑問に答える情報整理のコツ Part.1 「募集要項」をつくる

採用者の像を描く作業は、自分たちの内的な動機を探る工程でもありました。ここからは採用者の「なぜ」に答えるために、自社の業務のあり方をわかりやすく説明するための材料を整理してみようと思います。

ごくわずかな短い時間で会社の特徴を語り尽くす

ペルソナシートを作成する段階では社内のインタビュー調査を行うことで、社内のスタッフに共通する内発的な動機(WHY)を明らかにしてきましたが、今度は募集要項に書き込む事業内容を整理していきます。入社希望者の疑問に答える文章になりますから、端的な文章でありつつも、特徴がはっきりとわかるものにしなければなりません。

そこで活用したいのが「エレベーターピッチ」と呼ばれるフレームワークです(08)。エレベーターピッチはそもそも、エレベーターでたまたま乗り合わせた顧客に対し、そのごくわずかな時間で売り込みを行う「強烈な売り文句」を決めるためのもの。事業の特徴を端的に明確化するだけではなく、競合に対する優位性なども明記するところに特徴があります。説明はすばやく行うことになりますから、募集要項のような限られたスペースで使用する文章の内容を整理するのにたいへん役立ちます。 ところでこの、エレベーターピッチを埋めていく際にはひとつ留意すべきポイントがあります。それはペルソナシート作成に書き込んだ、「内発的動機」を意識しながら書き込むということです。

たとえば「ワクワクしたい」とか、「人を驚かせたい」といった内発的動機と、自社の商品やサービスを利用するユーザーのニーズとを紐付けようというわけです。スタートアップ企業などは、ここを決めてから事業をスタートさせますから、モチベーションの高い環境ができあがるというわけです。すでに事業を行っている企業がこれをやろうとすると、少々無理が生じることもあるのですが、図09で示したように、両者の重なる部分と、事業内容とが重なると、募集要項は非常に強いものになります。

さらにここにはありませんが、事業計画の全体像や将来像を明らかにするためのフレームワークである「リーンキャンバス」を活用すると、募集要項の作成をいっそう緻密に進めることができるでしょう。

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09 「エレベーターピッチ」を記入してみる
ECサイトの利益を上げるため、その売上に寄与する要素には何があるかを書き出し、分解していく。 こうすることで、達成すべき課題が明確になり、チーム内でも共有しやすくなる
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10 内発的動機とユーザーニーズが重なる部分
会社の事業や特徴は、会社のスタッフが共有する「内発的動機」と商品を利用するユーザーのニーズとの共通点から見つけだしましょう

掲載号

Web Designing 2018年8月号

Web Designing 2018年8月号

2018年6月18日発売 本誌:1,530円(税込) / PDF版:1,200円(税込)

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