Web担当者向けー盤石な体制づくりートラブル・クレーム対策 事例詳細|つなweB

安心の心構えとは?・迅速に動けるルート(解決方法)を備えておこう!

過去二回、自社サイト、オウンドメディアの運営もしくは各種SNSの投稿を担当する人が、コンテンツにまつわる判断について、具体例を挙げながら迷いどころと最善の対応方法を解説してきました。二回とも、手堅い反響が続き、今回はより実践を意識した第三回を、急遽用意することにしました。

まずChapter1で、現場で最善の対応が可能となるWeb担当者の体制について解説します。ここでは一人で対応する場合と複数でも少人数(2、3人)しか関わっていないという場合について、踏み込んで考えていきます。誌面に限りがあるので、大手企業で法務部がありデジタル周りの体制で人数を割いている、という状況には触れていませんが、組織の規模を問わず、少人数で緊急事態も乗り切らねばならない事例として読むことが可能です。

担当者が一人でも少人数でも、共通しているポイントは、法律に詳しい存在(多くの場合は弁護士)を用意できるかどうかです。毎月顧問契約料を払って、とまではいかなくても、本当に困ったことに直面した際に、アドバイスをもらえる存在がいるかどうか。日頃から法的な興味を持ちながら過ごしているか、なども大事な点です。

 

 

教えてくれたのは…桑野雄一郎
1991年早稲田大学法学部卒業、1993年弁護士登録、2003年骨董通り法律事務所設立、2009年より島根大学法科大学院教授。著書に『出版・マンガビジネスの著作権』社団法人著作権情報センター(2009年)など。 http;//www.kottolaw.com/
遠藤義浩
※Web Designing 2017年12月号(2017年10月18日発売)掲載記事を転載

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