投稿本数と反応率 現状の業界別傾向と対策
Facebookの業界別月間投稿本数と反応率の平均値を詳しく見てみましょう(01)。例えば食品・飲料系なら月間平均投稿本数が12件、反応率が1.41%、サービス系なら15件で1.72%などとなっています。
ニュース配信等のメディア系では投稿本数が112件と非常に多いですが、全体的には2~3日に1件、多いところで1日1件程度を投稿している業界が多数を占めることがわかります。Twitterの場合はもう少し増えて、平均で1日1件から多くて3件程度投稿している業界が多いようです。
反応率は、フォロワー数に対していいね・コメント・シェアされた割合を指します。全体的に1.0~1.5%の間が多くなっています。反応率を得るには投稿時間も一つのポイント(02)。Facebookの場合、11時台と17時台に反応率が高くなっていることがわかります。この時間帯までに投稿しておけば反応を得られる可能性が高くなると考えられます。Twitterの場合は同じく11時台と、20時~22時台にかけて反応率が高くなる傾向がみられます。これらを参照値として投稿本数や反応率の目標を定め、チームで共有して運用してみましょう。
投稿への反応を得るために画像や動画も活用しよう
SNSへの投稿に、画像、アルバム、動画などは活用していらっしゃいますでしょうか。これらの投稿タイプ別に反応率を調べてみました(03)。Facebookの場合、一時期は動画コンテンツのリーチが伸びやすいアルゴリズムでしたが、現在は最後まで再生された割合を示す視聴完了率などが重視され、内容が良いと判断されたものが優先表示される仕様になっています。画像では1度の投稿で複数枚を表示できるカルーセルより、1枚の画像やアルバムの方が反応率が高いことがわかります。Twitterでもテキストだけの投稿に比べ、画像や動画のある投稿の方が反応率が高くなる傾向があります。Instagramはよりエンゲージメント率が高い傾向があり、気軽に「いいね」されることが特徴ですが、それだけに世界観を大切にしたコンテンツ作りが重要と言えます。