2017.11.10
[お悩み14]どんな数値からどうやって仮説を組み立てれば良いの?
サイトのアクセス解析だけでなく、アンケートなどさまざまな調査結果から、自社のユーザー像を導き出すようにしよう。そうすることで、より具体的に仮説を組み立てやすくなる。施策を繰り返していくことで、ユーザー像はさらに明確になっていく。
仮説には根拠が必要
PDCAサイクルを回しWebサイトを改善していくのは、どの企業でもやっている(あるいはやっていきたい)ことです。このとき、「きっとユーザーはこういう行動を取るのではないか」という仮説が必要になってきますが、なんとなくによる感覚値ではなく、必ず何か根拠のあるデータに基づいて考えていくようにしましょう。たとえば、コンバージョンしたユーザーへアンケートやインタビューをしたり、営業に同行して取引先の声を直接聞いたり。自社のターゲットユーザーと近い属性の人たちの嗜好を、一般的な調査データを参考に紐解くのも有効です。もちろんアクセス解析から得られる情報も有益な判断材料となります。こうして、まずは社内である程度合意が得られ共通認識が持てるようなユーザー像をつくりあげていきます。ペルソナまでつくると大変になるので、まずは年齢や性別、住んでいる地域といった基本的な属性と、どういう嗜好の持ち主かというところが掴めればよいでしょう。それをもとに、「こういうタイプのユーザーだからこんな商材の見せ方をするのが良いのではないか」という仮説を組み立てていきます。