2017.11.08
[お悩み12]サイト改善で解析結果が悪化した!?
アクセス解析の数値は、基本的には向上することが望ましいものが、たとえばサイトの導線整理によって、結果が悪くなったように感じることもある。「なぜ減ったのか」という因果関係を正しく理解しておかないと、せっかくのサイト改善を改悪だと誤認する危険性がある。
導線整備でPVが激減!?
もしWebサイトから問い合わせをしたいユーザーがいたとして、問い合わせフォームにいたるまで5ページも経由しなければたどり着かないとしたら、とても不便なサイトだと感じるでしょう。場合によっては、どこに問い合わせフォームがあるかわからず、サイト内で迷子になって回遊・離脱することになるかもしれません。そうしたサイトをリニューアルし、お問い合わせボタンをヘッダーメニューに置いたとしたら、PVや滞在時間は減ることが考えられます。
アクセス解析とサイト施策の因果関係を正しく理解しないと、「リニューアルしてサイトの効果が落ちた、失敗だった」と誤認してしまう危険があります。この場合、PVが減っていてもセッションが減っていなければ、ユーザーは逃がしていないという見方ができるので大丈夫です。