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[Web解析編]数字の見方を押さえれば課題解決が見えてくる 初心者から経験者まで、みんなが間違えるポイント

企業のWeb担当者であれば、Googleアナリティクスは見たことがあるはず。しかし、そのデータを見て会社の課題解決につなげられるという人は決して多くないだろう。ではどうすればいいのか。そこでソウルドアウト、ミツエーリンクスそれぞれでデータ解析を得意とする3人に集まってもらい、プロならではの見方を紹介してもらうことにした。

教えてくれたのは…
(写真左)松原拓也さん ソウルドアウト(株) Webマーケティング営業本部
累計300社のWebプロモーションに従事。新規提案を行う部署の責任者を務める

(写真中)芳賀 穣さん (株)ミツエーリンクス 第二事業部執行役員
アクセス解析にもとづく改善提案をはじめ、約15年にわたり顧客のWebサイト運用事業に従事

(写真右)荒木克弘さん (株)ミツエーリンクス 第二事業部 アナリスト
GA/GTM設定、アクセス解析レポート、SEO、リスティング広告等サイトの効果改善に関する業務全般に携わる

1・データを見る際には必ずしておきたい「準備」と「心構え」

データ解析を行う上での前提とも言える、データの「見方」。
データ解析の初心者や、これまでWebビジネスにデータを活かせていない人は必見です。

 

データに過剰な幻想を抱くと見方を間違える

─ 今日はお集まりいただきありがとうございます。まずは簡単に自己紹介をお願いします。

松原 ソウルドアウトの松原です。弊社は主に中小・ベンチャー企業の販促上の課題をWebを使って解決していく業務を行っています。その中でもデータ解析は基礎ともいうべき重要な役割を果たしています。今日は現場で得た経験をもとにお話をさせていただければと思っています。

芳賀 ミツエーリンクスの芳賀です。弊社はWeb制作からコンテンツ制作、運用まで、ワンストップで対応する制作会社です。その中でも我々が所属する第二事業部では主にGoogleアナリティクスを利用したデータ活用、レポーティングなどを行っています。

荒木 私はそのレポーティング部門のアナリストという立場で解析の支援を行っています。ちなみに弊社はデータ解析にはすでに15年以上前から力を入れてきています。そういった経験を踏まえた話ができればと思っています。

─ ではさっそく本題に入りたいと思います。まず、Webのデータを見る際に準備すること、心がけておきたいことというテーマで話を進めたいと思います。

荒木 データ解析の重要性は、実は皆さんよくご存じではないかと思っています。ただし、本当に重要な、「データをどう活用するか」という点を理解している方はまだ少ないかもしれません。

松原 そうかもしれませんね。データを見るのはもちろん大事なんですが、ただ見ればいいというわけではなくて、サイトの役割や目的に沿って、狙いを持って見ていく必要があります(1)

─ データそのものではなく、その見方が大事だということですね。

芳賀 ええ。たとえばページビュー(PV)1つをとっても、多いのか少ないかではなく、どう伸びたかを見るほうが大事(2)なんですが、そういう見方ができる人は決して多くないと思います。

荒木 そのことは競合他社のデータを必要以上に気にされる方が多いという点にも現れている気がします(3)。目的も違えば、人の流れも異なるサイト同士を比較しても意味は見出しにくいのですが…。

芳賀 「隣の芝は青く見える」という言葉があるように、競合のサイトは実情以上にいいものに見えてしまうので、比較したくなる気持ちはよくわかるのですが、そういう場面でこそデータの見方が問われている、そう思うようにするといいと思います。

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掲載号

Web Designing 2017年12月号

Web Designing 2017年12月号

2017年10月18日発売 本誌:1,530円(税込) / PDF版:1,200円(税込)

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Web Designing12月号の特集「Webビジネスを勝利に導く数字力!」では、Web担当者が直面する業務上の悩み・課題に沿った形で、的確な意思決定をするための数字の見方、取得方法、判断方法、そしてそれを上司やクライアントに伝える方法をWebマーケティングのプロから学びます。

日々の業務の悩みレベルから数字力を発揮すれば、全てを実行した後には「成功する解析」「成果を出せる数字」を自分の武器にできる考え方が身に付いているはずです。

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上司に「Web、いい感じにしてよ」とだけ言われた…
とりあえずPVとUUを見て一喜一憂している
Webビジネスの戦略・目標が立てられない
サイトの善し悪しが判断できない
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会議が時間だけかかって前に進まない
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