相手から訴えられないためのQ&A 厳選6選 事例詳細|つなweB

Web担当者の心構え・その1 “相手への一声”を徹底しよう!

前回の反響を受けて、編集部では過去に取材した事業会社、代理店、Webプロダクションのみなさんに対して、現場でよく直面する疑問についてヒアリングを重ねてきました。編集部に寄せられた声を整理すると、主に2つの方向性に分けられます。1つが、相手の権利を侵害しているかどうかという、自分たちが加害の立場となるかもしれないことへの関心。もう1つが、著作権を巡って、最悪訴訟に応じるようなことになりかねないようなケースについて。今回は、これら2つの方向性を前後半に分けて解説しています。

Chapter01で展開する6つのケースに共通するのは、「相手に断りを入れれば、問題が大きく拡大することはない」ということ。日々悪戦苦闘する現場だからこそ、一声かける余裕を惜しみ、「これくらいなら、大丈夫」という気持ちから無断で事を進めてしまう。それが想定外の問題を引き起こしたり、炎上やクレームにつながりかねません。寸暇を惜しんだ結果、寸暇では済まされないほど膨大なケア、リカバリーの時間が割かれるようなら、それこそ皮肉です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教えてくれたのは…桑野雄一郎
1991年早稲田大学法学部卒業、1993年弁護士登録、2003年骨董通り法律事務所設立、2009年より島根大学法科大学院教授。著書に『出版・マンガビジネスの著作権』社団法人著作権情報センター(2009年)など。 http;//www.kottolaw.com/
遠藤義浩
※Web Designing 2017年10月号(2017年8月18日発売)掲載記事を転載

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