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ツールで理解! AIが仕事に効く理由 【管理】【予測】【パーソナライズ】使えばわかる便利さ!

AIが日々のビジネスにどう役に立つのか、それを実感するには、実際にツールを使ってみるのがいちばん。ここでは今すぐに利用できるサービスを「管理」「予測」「パーソナライズ」の3つの部門に分け、事例とともに紹介していきたい。話を聞かせてくれたのは、AI関連情報を発するメディア「BITA デジマラボ」の中村健太さんだ。

BITA デジマラボ
「発想と実装の間をつなぐ」をコンセプトにAIやMA、チャットボットなどを紹介するWebメディア

眠っている膨大なデータから価値を見つけ出す

「AI」の話題となると、「人間の代わりに作業をしてくれる」とか、「人間の代わりに考えてくれる」といったイメージを描く人が多いが、実際にAIにできることはというと、大量のデータを学習することで、今まで見えにくかったり整理しにくかったりした、データ内に潜む「関連性」を見つけ出し、そこに「重み付け」をすることだ。その特徴を言語処理と組み合わせたものが、チャットBot。チャットBotはAIのビジネス活用において主役の一つであり、本特集内でもじっくりと解説をしていくが、AIの可能性をより深く理解し、ビジネスツールとしての便利さを実感するためには、それ以外のさまざまな活用法にも触れてみるのがよい。

では、どういった用途で実用化されているのかというと、管理と予測、パーソナライズの3つが挙げられる。その中でまず紹介するのが「管理」の分野だ。人事管理がうまくいっていない場合や、社内の情報共有がうまくいっていてないといったケースで、AIの活かしどころが見えてくる。たとえば、人事査定のたびに増えていく「評価書」がたまっているならば「IBM Kenexa」やを使って解析してみるとよい。どんな履歴やキャリアを持った人が、会社のどの分野の仕事に貢献しているかといった点が見えてくるだろう。

また、何年分にもなる営業日報が蓄積しているなら、「Senses」のようなサービスを使ってみたい。顧客とどんなやりとりをすると成果が出るのかといった、優秀な営業マンが知る暗黙知を明らかにすることができるだろう。

このように、手元に大量のデータがあるのなら、AIを使って解析してみてほしい。そこに「成功へのつながり」が見つかるはずだ。

「管理」を目的としたAIツール

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膨大な人事データを活用する「IBM Kenexa
IBM Kenexaは、膨大な人事データを収集・分析、そして可視化するツール。履歴書データやその後のマネジメントデータを学習して、採用や人材育成、リーダーシップの醸成、さらには適切な人材配置といった企業や組織の、人事領域全般を支援するソリューションだ。
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メールから暗黙知を見つけ出す「Senses
マツリカの「Sensesは、営業管理だけではなく営業プロセスを直接的に支援するAI を搭載した、組織ナレッジ活用型営業支援ツールだ。入力作業の負荷を軽減し「いつ」「誰に」「何を」「どのように」アクションを行うか、そのすべてに新しい気づきを提供してくれる。

管理業務の改善にAIを活用

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フコク生命の事務領域でのAI活用事例
http://www.fukoku-life.co.jp/about/news/download/20161226.pdf(左) http://www.ibm.com/smarterplanet/jp/ja/ibmwatson/explorer.html(右)

給付金査定などの事務処理分野へ本格的にAIを導入したフコク生命。カルテ診断とこれまでの病歴、直近同様事例での支払い履歴や現行法および自社商品の特約適用条件確認といった煩雑なドキュメント処理をAIに置き換え、作業を大きく効率化した。

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掲載号

Web Designing 2017年6月号

Web Designing 2017年6月号

2017年4月18日発売 本誌:1,559円(税込) / PDF版:1,222円(税込)

サンプルデータはこちらから

企業のIT推進担当者やネット運営者に向け、ネットビジネスの課題を解決するノウハウや最新情報をお届け。徹底した現場目線とプロへの取材&事例取材で、デジタルマーケティング施策に取り組む上での悩みや疑問、課題を解決するヒントを紹介します。

6月号のテーマは「AI」です。「え!?」と思った人、ぜひ本書ですでに直面している現実をご覧ください。

現在、ビジネスのキーワードとして飛び交っている「AI(人工知能)」。人間の脳の代わりとなり、さまざまな仕事をAIが賄ってくれる未来像がネット上でも飛び交っています。「人間の仕事を奪うのではないか」「人間を支配するのではないか」そういって煽るメディアも多々ありますが、果たして現在のAIとは、本当にそんなSFのような話なのでしょうか?
答えは「今はNO」です。
むしろ、AIはインターネット、そしてSNSといったものと同じ、現在のマーケティングを加速させる「新しいマーケティングツール」なのです。

一方、AIの導入は巨額の開発費を投資できる大手企業の話であり、自分たちのような中小規模の企業には関係ないと思っていませんか?
答えは「NO」です。
むしろ、時代の流れに少なからず影響を受ける中小企業こそ、大手との仕事のため、企業成長のため、正しい理解と認識が必要です。

AIは今すぐに、多額の投資をしなくとも活用できる状況がすでに作られています。
人工知能によってマーケティングにおけるあらゆるコミュニケーションが変わっていく可能性があり、そんな時代はもうすぐそこまで来ています。仕事の効率化、人件費削減など中小企業が抱える長年の課題に対する解決の道筋をつけてくれる可能性が大いに有り得ます。
御社の競合がAIを使った施策を行っている、そう聞いてからでは遅いのです。
本特集では、今、現場で活用できるAI技術を使ったWebマーケティングの方法と、それによるリソース面、予算面のメリットまで追求します。

第1部 【中小企業Web担こそ!】いますぐAIを検討すべき理由
●いますぐ使えるAIの基礎理解
●図解・AIがマーケティングで注目される理由
●AIの仕組み~要するに、何をしてるの?~
●AIをビジネスツールとして活かすには

第2部 AIを現場の即戦力にするメリット
●AI搭載型botでオペレーションコスト低減へ!スモールスタート可能なチャットボット活用法
●AIの機能は「分析」ではなく「分類」だ!AIの導き出す「答えの見方」
●実録・AIでFAQを作る
●こんな身近にある!AIツール

など

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