AI時代、だからこそ。ジョブズもすすめた「ワケわからん感性」 事例詳細|つなweB

こんにちは! 大阪のちょっとやんちゃな八尾という地域にある社員35名の老舗石鹸屋で商品企画・広報を担当している峰松です。

人工知能といってもさまざまですが、個人的には…例えば囲碁や将棋の名人に勝ってしまうような左脳的な要素? などと思っていました。そんな折、女子高生AI「りんな」のつぶやき、人工知能プロジェクト「作家ですのよ」が書いた小説など、一見すると創造性をともなうような領域にも人工知能が踏み込んでくるのかと大変驚きました。

実際は、言語や作品のパターンを学習しているので現段階では人間の「模倣」に過ぎないのですが、こうしたニュースを見聞きするにあたり自分の思考パターンもAIの機械学習と似ていて、「このままではまずいかも…」と徐々に考えはじめるように。昔からごちゃごちゃした複合的な事象をシンプルにまとめるのが得意だったり、商品開発も販促プランを考えるにも、まずあらゆる成功事例をインプットして成功パターンを見つけるようにしているのですが、これでは人工知能に取って変わられてしまいます。受験、学校、就活や会社に入ってから求められるスキルなど、今まで自分のいた環境で良しとされていたことを突き詰めた結果そうなっているのですが、これからはロジックや言語で括れない、「ワケわからん感性」がもっと大切になってくるのではないかと。

想いやビジョンはとてもアツイのだけれども、それを上手く言語化できないというか、何を言ってるのかがまったく理解できない友だちがいます(笑)。会う時間の長さに応じて理解はできてきたのですが、自分とは思考のパターンがまったく違う、抽象的なイメージの世界に生きているのです。おそらく、会社などで一般的に必要とされる論理性などとは程遠い、理解されにくく、共有されづらいであろう感覚的な彼女ですが、しかし付き合う中で、このなんだかよくわからない抽象的なクリエイティビティや、それに感化される美意識がまったく備わっていない自分がいることに気づかされました。

かのスティーブ・ジョブズも「スタンフォード大学に行くより、パリで数年間、詩の勉強をすることを強く勧める」と言っていますが、その真意がなんとなくわかる気がします。スキルとか知識とか、純粋な知的好奇心でわかりやすいものばかり吸収しがちなのですが、今年はこの「ワケわからん感性」に積極的に触れていきたいなと思うのでした。

これまでの自分になかった「ワケわからん感性」を育むために、さっそく香川県直島にある豊島美術館に行ってきました。多様な感性に触れていきたいと思います

 

ナビゲーター:峰松加奈
新卒で外資系消費財メーカーに入社し、2015年夏より大阪の中小企業・木村石鹸工業(株)に転職。商品企画部門がなかったため、マーケティング室を立ち上げて自社ブランドの開発・育成に日々奮闘中。目標は、今までにない革新的なブランドを作って、「家事」の概念を変えること。木村石鹸ブログ:http://www.kimurasoap.co.jp/blog/ Twitter:@mnmtkn
峰松加奈
※Web Designing 2017年6月号(2017年4月18日)掲載記事を転載

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