2016.03.20
ニュース&インフォ Web Designing 2016年4月号
連続増加の牽引役はインターネット広告 運用型広告のさらなる拡大が見込まれる 2015年日本の広告費
(株)電通は2月23日、日本の総広告費と、媒体別・業種別広告費を推定した「2015年日本の広告費」を発表した。それによると、総広告費は6兆1,710億円(前年比100.3%)で4年連続の前年実績増を達成した。とりわけインターネット広告費が増加の牽引役となり、前年比111.5%の9,194億円と大きく伸びている。なかでも膨大なデータを処理するプラットフォームを利用し、広告の最適化を自動的・即時的に支援する広告手法である「運用型広告」が前年比121.9%の6,226億円で著しい伸びを見せた。同社では、生活者の行動パターンを把握・予測して広告を出すというこの手法は、今後も拡大していくと同社ではまとめている。
また、インターネット広告制作費を見ると、制作単価は低下したもののアプリ、Web動画、ソーシャルメディア連携ページなどの制作が増加し、前年比105.5%の2,400億円という結果となった。