2016.01.19
坂村 健先生、IoTってなんですか? (2/2)●特集「IoTの現在」 世界的権威に聞くIoT基礎知識
さて、今回の特集のテーマである「IoT」。わかったようで、わかってないという人、多いのではないでしょうか。そこでここでは日本のIoTの第一人者といえる東京大学の坂村健教授に、その概念を理解するためのポイントを聞いてみることにしました。先生! IoTってなんですか!?
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ーーではどうすれば、人とモノ、モノとモノとが双方向に交信する、IoT環境がもっと広く実現するんでしょうか?
手本となるのは「インターネット」だよ。インターネットの世界では、誰かに連絡を取りたいと思った時、メールアドレスさえ教えてもらえれば、手持ちのパソコンやスマホ、それにメールソフトを使ってすぐにアクセスできるでしょ。独自の回線を引いてくる必要も、専用のソフトを用意する必要もない。それと同じことを「人間とモノ」「モノとモノ」の間でもできるようにしようということ。つまり、インターネットと同じように「オープンにする」ということだよ。
これまで内向きだった企業も「オープン」ということを意識しはじめている。もちろん、まだまだ中途半端だったりするけれど、もうこの流れは止められないよ。だってさ、今さらクローズなネットワーク、クローズなAPIだなんて、世界の流れから見ても、どう考えたって流行らないに決まっているじゃない(笑)。オープンにして、利用者を増やして新しいビジネスを考える。それが今の時代のやり方だよね(01)。
01 東京メトロオープンデータ アプリコンテスト
東京メトロが主催した「オープンデータ活用コンテスト」(2014)は、オープンデータ化された運行状況や列車の位置情報を使ったアプリのコンテスト。2,328ユーザーが登録し、281件の応募があった。グランプリを受賞したのは、時刻表アプリの「ココメトロ」。運行情報や前後の列車の位置を見られるため、遅延などがわかる。データをオープンにすることで、さまざまなビジネスの芽が生まれる可能性を示唆したコンテストとなった












