2015.12.04
動画施策10のヒント[4]ターゲットの定め方と動画の種類●特集「動画マーケティング」 狙いどおりのターゲットから期待する反応を得るためには?
一口に「動画施策」と言っても、実際の取り組みとして具体的にどのようなことを考え、実行しなければならないのだろうか。施策の実践の際につまづきやすい点や迷いがちなポイントを10個取り上げ、その「考え方のヒント」を解説する。「第4のヒント」は、動画を見せるべきターゲットの考え方を考えてみよう。
HINT 2では、マーケティング施策における動画の目的と役割の決め方を紹介した。では、人の購買行動の流れの中で、どんなタイミングでどんな動画に触れれば、よりコンバージョンに近付くと考えられるだろうか。パーチェスファネルに当てはめて考えてみよう。
パーチェスファネルとは、人の購買行動のプロセスをファネル(=ろうと)の形に例えたもの。04では商品に対するファネル(上部)とブランドに対するファネル(下部)に分け、左から右へと購買行動の進行が示されている。顧客の行動を次へ進めるためには、ターゲットとなるプロセスにある顧客に対して、次の段階への態度変容を促す情報を提供する必要がある。HINT 2で挙げた5パターンの動画を各ターゲットにマッピングしたものが、この図だ。