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効果を10倍にするWeb動画の[顧客体験向上]術 5秒で顧客の心を震わせろ

多くの商品やサービスの中から“選ばれる”ためには「Web動画」の活用は欠かせません。その顧客体験(CX)を高める動画とは一体どのようなものでしょうか。CXマネジメントの重要性を標榜する映像制作会社Goat Filmsのお2人に話を聞きました。
Illustration:大野文彰

動画を持たないことが企業の「リスク」に

Webビジネスにおける顧客体験の向上を考えるうえで、スマートフォンで視聴する動画の存在感は年々高まっています。特にスマホユーザーの約75%以上が日常的に利用しているのが、YouTubeに代表される動画共有サービスです。

このYouTube動画に取り組まないことは、今後企業にとって大きな「リスク」になり得ると語るのは、映像製作会社Goat Films(ゴートフィルム)の代表取締役 松本龍輔さん。

「Google検索のアルゴリズムは、AIの進化に伴ってコンテンツの『質』を重視する傾向がさらに強まっていくことが予想されます。動画、その中でもYouTube動画はその質を判断する際の大きな材料となっていくでしょう。これに取り組まないことはSEO対策で不利なことは明らかです」

また、5G時代の到来でモバイル動画視聴はますます身近なものとなり、動画は顧客の意思決定で大きなウエイトを占めるようになるといいます。

「顧客の視点で考えても、魅力的な商品やサービスを紹介する動画のあるお店とないお店、どちらを選びたいですかと聞かれたら答えは簡単です。顧客の潜在的なニーズに応えるのに、現在最も効果的なのがYouTube動画であり、それを知っているのに取り組まないのはWebビジネスに限らず大きなリスクになります」(松本さん)

 

動画制作の目的をクリアにスピーディに動く

企業や商品・サービスのプロモーションに動画を用いる最大のメリットは、テキストでの説明よりも短時間に多くの視覚的情報を瞬時に伝えられるところです。わずか数秒のシーンが顧客の心に残り、行動を促すこともできます。一方で美しい映像を撮るだけでは不十分と松本さん。

「完成度の高い動画を1本撮れば終わりではありません。顧客が求めている情報と一致する動画を、YouTubeチャンネルに継続的にアップロードしたり、Webサイトに設置することが重要です。そのためには、ターゲット顧客の選定や動画のコンセプト策定、動画の撮影や編集はもちろん、アップロードからチャンネル運営、アナリティクスまで試作全体の情報設計が欠かせません」

このYouTube向けの動画制作には、これまでWeb制作会社が得意としてきたサイト運営ノウハウと、映像制作会社が得意としてきた感性に訴える動画制作ノウハウの両方が求められます。さらにチャンネル運営には、動画の更新頻度など「数」を提供していくことも重要といいます。

「YouTubeでは修正を重ねて映像をつくり込むよりも、更新頻度のほうが大切です。極端な話、映像の細かな“アラ”を隠そうとしないことで、視聴者はそれすらも味として受け入れてくれることすらあるのです。それよりも気にすべきことは、顧客が求めているものをスピーディに発信し続けていける体制づくりです」(松本さん)

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掲載号

Web Designing 2019年12月号

Web Designing 2019年12月号

2019年10月18日発売 本誌:1,560円(税込) / PDF版:1,222円(税込)

デジタル顧客接点でのUXの積み重ねが勝利に導く

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真の「顧客の顔」がわかれば失敗しない!

Webビジネスの顧客体験(CX)改善テクニック


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最近、Webビジネス界隈では「顧客体験(CX)の重要性」がよく話題に挙がるようになってきました。

「お客様一人ひとりにあった情報やサービスを提供し、顧客満足度をあげる」




この顧客体験は企業の経営層だけの話ではなく、企業の課題を解決するパートナーである制作会社をはじめ、すべてのWebやアプリ制作者、ディレクター、プロデューサーが考えなければいけないものになっています。

とはいえ、顧客体験の提供? 個人単位で接客? どうやってやればいいの? 高価なツールが必要なんでしょ? と考えてしまう企業のWeb担当者もいれば、「ウチはWebサイト制作が生業だから関係ないでしょ」と思う制作サイドの方もいるかもしれません。

いえいえ、今やすべてのビジネスでWebやアプリなど「デジタルの顧客接点」なしでは成り立たない状況の中、その接点が顧客体験向上にはなくてはならない重要な役割になっているのです。

本特集では、顧客体験(CX)が注目される背景から紐解き、実務で実現させるために必要な考え方・進め方をステップバイステップで丁寧に解説します。

本特集を読めば、すべての作業でCXを頭に置いて取り組めるようになるはずです!




【こんな方におすすめ】
◎クライアントワークで上流から関わる制作会社のディレクター、デザイナー
・企業のIT推進担当、Web担当者、マーケター
・「Web」と聞くと何か全く新しい世界だと思ってしまう決裁者、経営層



【内容】
■全てのWeb・アプリ制作者がCXに注目しなければならない理由。
■UXとCXはどう違う?
■自社の顧客体験見直しチェック
■生活者目線で探したい最適なタッチポイント  
■ユーザーインタビュー 8つの鉄則を学べ!顧客への「聞き方」のコツ
■CX向上を実現していくための6つのステップ
■「それイイね!」が集まるSNS運用の顧客体験向上術
■効果を10倍にするWeb動画の顧客体験向上術

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