2019.05.21
正しく課題を洗い出す[企画立案] やるべきことを見誤らないために
企画のほとんどは、「課題解決」という目的のために立てていくものです。最初に課題を見誤ると、そのために行う解決策も適切ではなくなってしまいます。そうならないために、まずは課題を正しく捉えましょう。
Illsutration:そねくみ
課題の理解(1)用語を定義する
使う言葉を定義する
課題解決を行う上で、まず最初に押さえておきたいのが、ヒアリングやミーティング等で使用する言葉の定義です。「課題」や「問題」といった用語が、同じ社内の人であっても、それぞれ違った認識で使われていることが多々あります。「こういう課題がある」という話をしつつ、その内容が実は「対策」や「作業」のことであったり、「社員のモチベーションを上げるのが課題だ」と言いつつも、「あるべき姿」のことを指していたりという場合は少なくありません。
コパイロツトでは、それらを次のように定義しています。
• 問題(Issue) = 「現状」と「あるべき姿」のギャップ、ズレ
• 課題(Task) = 問題を解消するために解決すべきこと
• 対策(Solution) = 課題解決のための具体的な方法
• 作業(To Do) = 考えなくてもできるくらい明確になっているアクション
ここで大事なのは、どう定義するかということよりも、プロジェクトに関わるメンバーの言葉の捉え方がバラバラにならないようにすることです。コミュニケーションに齟齬が生じてしまいかねません。また、これらの定義を念頭に置いておくと、クライアントからのヒアリングの際に、情報整理をしやすくなります。
