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データのミカタ Web Designing 2019年4月号

CMS導入サイトは着実に増えつづけている データアナリスト萩原雅之氏による統計コラム

Web技術のシェア調査の専門サイト「W3Techs」によれば、CMSを使っているWebサイトは10年近くにわたって着実に増えつづけている。2011年では2割程度だったが、2018年に過半数を超え、今年1月には世界の約55%のWebサイトがCMSを導入している。CMSの内訳では、WordPressが6割前後のシェアで推移しており、残りをJoomla!(ジュームラ!)やDrupal(ドルーパル)などが分け合っている状況だ。

第三者によるデータ取得には条件や制約もあるが、同一手法で10年近く測定し安定したトレンドなので、信頼性はあるとみてよいだろう。世界のWebサイトは確実にCMS化に向かっているということだ。ちなみに取得する情報は、CMSだけではなく、Webサーバ、プログラミング言語、アクセス解析ツールのシェアや個別サイトのシステム構成など多岐にわたる。ぜひ覚えておきたい情報源である。

ところで、企業向けで圧倒的シェアを持つWordPressは、個人サイトやブログ作成ツールとしても有名だ。私は1990年代後半から個人サイトをつくっていて、当初はエディターでHTMLを書き、FTPでファイルをアップロードしていた。デザインに四苦八苦したり、コンテンツをHTMLに直接書き込んだりしていた時期もあったので、2000年代以降、続々と登場したWordPress、Wix、TypePadなどのサービスにはわくわくしたものだ。

技術知識がなくても簡単に自分のコンテンツを管理していくという意味では、大企業サイトでも個人ブログでもCMSの役割は同じである。Facebook、Instagram、noteなども広義のCMSと言ってよいだろう。情報発信のプラットフォームやツールは万人に開かれているのだから、コンテンツ勝負となって当然だ。いいコンテンツあってのマネジメントなのである。

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世界におけるWebサイトのCMS導入比率推移(2011年~2019年)
オーストリアの調査会社、Q-Success社が運営するWeb調査サービス「W3Techs」が2019年1月に公開したデータより 出典:「Historical trends in the usage of content management systems for websites」 
Text:萩原雅之
トランスコスモス・アナリティクス取締役副社長、マクロミル総合研究所所長。1999年よりネットレイティングス(現ニールセン)代表取締役を約10年務める。著書に『次世代マーケティングリサーチ』(SBクリエイティブ刊)。http://www.trans-cosmos.co.jp/

掲載号

Web Designing 2019年4月号

Web Designing 2019年4月号

2019年2月18日発売 本誌:1,530円(税込) / PDF版:1,200円(税込)

CMSの見直しで、Web品質と業務・組織を改善せよ!

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Webビジネスの成否に直結する!

CMS 2.0
新時代の常識

顧客との接点やエンゲージメントを高めるために必須のWebサイト。
その基盤となるCMSを、予算や自社都合だけで選んでいませんか?


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今や企業サイトの6割以上がCMS(コンテンツ管理システム)を導入していると言われています。
専門知識がなくてもサイトの更新や管理ができるのが特長のCMSですが、
これをただの「サイト運用ツール」だと思っているなら、
それは大きな機会損失を招いている可能性があります。

顧客へ認知やエンゲージを高めるために必須であるWebサイト、
そのコンテンツを有効に活用するための基盤となるCMSは、
今後のWebビジネスの勝敗を左右する大事なポイントなのです。
さらに、今あるサイト運用上のさまざまな課題も、
CMSを理解することで解消されるのです!


また、現在CMSと呼ばれるものは3,000以上存在しています。
中には業界や用途に特化したものもさまざまです。
そんなCMS、予算や担当部署の都合だけで簡単に選んでいませんか?

では、CMSをビジネスの基盤とし、武器として120%活用するためにはどんなことを考え、
どんな準備や選考基準が必要でしょうか。
そして、限られたリソースや少ないコストで成果を出すにはどうすればいいのでしょうか。



Web Designing 4月号(2月18日発売)では、
新規Webビジネスを立ち上げる際、どんなCMSを選べばいいか、今やりたいことを実現させるために
CMSを乗り換えるならどうすればいいか、既存のCMSをもっと活かすにはどうすればいいかなど、
もはやWebビジネスに欠かすことができないCMSの
これからの活かし方や課題の解決方法をさまざまなシチュエーションに立って解説します。


【対象読者&課題】
■とりあえず無料のCMSにしてみたものの、実際の運用にさまざまな課題が出てきた
■現在自社に導入されているCMSでは、やりたい新規Webビジネスが思うように実現できそうにない
■運用の使い勝手がいいCMSが知りたい
■予算は少ないが、企業サイトだけに素人が適当に作るのは抵抗がある
■CMS構築及びWebサイト制作、そしてその後の運用まで信頼できるパートナーを見つけたい
■「自社で簡単に作れる」という触れ込みを鵜呑みにした結果、現場が混乱&疲弊している


【予定内容】
●CMSこそがWebビジネスの勝敗を左右する

●CHAPTER1 CMSを“知る”
  01_CMSの定義や仕組みを知る
機能の違いやトレンド
02_WordPressが選ばれる理由と利用時の注意点
機能性、開発力で課題を解決
03_CMS導入がもたらすビジネスメリット
投稿の質と働き方を向上

●CHAPTER2 CMSを“選ぶ”
   01_ビジネス最適化につながるCMS選びのための準備
決め手は、選ぶ前の準備作業
02_具体例で学ぶCMSの選び方
「運用」や「保守」を意識した選択

【 CMSとセキュリティ 】 Web制作のプロが教える~CMSとセキュリティ“9つ”の金言
【 編集部が厳選! 】企業サイト・メディアで安心して使える商用CMS 17選!
【 Column 】 管理画面を変えたUXデザイン
【 Column 】 Webサイトのセキュリティのために~知っておきたいハッカーのこと

●CHAPTER3 CMSを“運用/活用する”
01_中長期的に考えるCMSの運用と体制づくり 
持ち腐れにしない、積極的な活用を!
02_これからの新常識は「CMSマーケティング」だ! 
まだWebサイトの更新にしか使ってないの?

【 CaseStudy 】 CMSで実現したリード獲得と新たな営業フロー/「Hint Clip」 共同印刷

ほか

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