誰でも更新できる使いやすさ。本当のコンテンツ運用を実現するNOREN 事例詳細|つなweB

「CMSでやりたいこと」は何?

自社サイトの役割が拡大し続ける現在、Web担当者は、やらねばならないこととツール導入で実現できそうな未来像の狭間で、CMS選定に頭を抱えるケースが多い。NORENの導入に詳しい(株)アクアリングのプロデューサー吉村卓也さんは、現状をこのように語る。

「社内でやりたいことを実現するためのツールがわからないというご相談も多いです。最終的に導きたい成果を整理して、具体的なツール選びをお手伝いするのも私たちの仕事です」

そんな中、企業担当者が最終的に(株)のれんが取り扱うCMS「NOREN」を選ぶケースは非常に多いという。その一番の理由は、CMS本来の使命であるコンテンツ更新が、無理なく内製化できるということだ。

「既存のCMSから乗り換え時の大きな理由として、“入れてはみたが使いづらかった”と、問い合わせにいらっしゃる担当者の方は多いです」

と、(株)のれん営業推進部の八木康介さん。

 

社内更新が継続できる安心のCMS

「NORENユーザーの87%が自社でのコンテンツ更新を行っており、社内のリテラシーレベルでは使えなかった…というケースは、ほぼありません」(八木さん)

外部データベースやExcelファイルを入出力する機能により、管理画面を触らず自動更新も可能。レートによって価格が変動する業界のサイトでは、Excelにその日のレートを入力するだけでサイト上の商品価格に反映できる。

このような手間を削減し、人的ミスが起こりづらいWeb運営が可能になることも、NORENが選ばれ続ける理由だ。また、使い続けるためには必須となる導入後のサポートにも定評がある。

「すべてのNORENのパートナー制作会社が言うことだと思いますが、サポートがとてもしっかりしています。細かい点まで相談に乗ってもらえ、ユーザーコミュニティもしっかりしているので、使い続けることができるのだと思います」

と吉村さんも太鼓判を押す。

 

スマホ用の管理UIが構築可能

NOREN 6.2からは、REST APIに対応し幅広い言語で開発が可能になり、スマホ向けコンテンツ編集画面などのUIを作成する事例も出てきている。

「物販などPCがない職場からもスタッフが無理なく更新管理ができるような、ブログライクな平易な投稿画面や、公開管理まで管理可能なUIを提供することが可能です」(八木さん)

WebにおけるUIのニーズは、フロント側だけでなく運用側においても高まっている。その背景には、日本の企業のWeb担当者は専業者より社内ジェネラリストが多いことや、スマホ世代が直感的に操作できる高機能CMSが少ないという事情がある。NORENならPC離れ世代や兼任Web担当者も安心して使える運用環境が実現可能。

 

日本企業ならではの承認プロセスに対応

企業サイトに付きものなのが「関係者確認」の文化だ。

「大企業や官庁などでも導入実績が多いこともあり、NORENでは、企業でよくある複雑な承認フローにも対応しています」(八木さん)

こういった日本ならではの細かな要望に多数応えていることも、NORENが支持されている理由だ。ちなみに新バージョンNOREN 6のリリース時には、100以上の新機能を追加しており、その多くが日本の企業ユーザーからの要望だったという。

また、コンテンツ作成・承認時に必要となる品質管理のため、UIで改善を促そうとする企業もある、と吉村さん。

「登録者が間違えやすいポイントをアラートで再確認させるといった事前の仕組みを追加し、スピードだけでなく、信頼性の高い情報を担保するためにUIのカスタマイズも容易です」

 

API利用やNOREN musubiで時代に合った拡張性

誰でも簡単にコンテンツ更新を可能と強調すると、拡張性において将来のニーズに見合わないのではないか、と不安を抱く方もいる。しかし、コンテンツハブとして優秀な生産性、API接続による連携力を備えるNORENは、BIや解析ツール、Webチャットやマーケティングツールなど必要に応じて追加でき、高価なワンパッケージCMSを購入するより機能性も使い勝手も良くなるケースが多い。本格的なデジタルマーケティングを実現するNOREN musubiもあり、将来の拡張も安心だ。

 

八木康介さん
株式会社のれん 営業推進部 部長
吉村卓也さん
株式会社アクアリング プロデュースグループ プランナー/プロデューサー

企画協力:株式会社のれん https://noren.ashisuto.co.jp/

宮崎綾子
※Web Designing 2019年4月号(2019年2月18日発売)掲載記事を転載

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