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特別企画 [PR] Web Designing 2019年2月号

社内の“人”の成長を促進させクライアントの課題を根本からサポートする ―株式会社エクザム―

京都で運送業を営む企業としてスタートしたエクザムは、時代の変化に合わせて多様な業態を経験した後、1995年からWeb制作を始めた。Web制作会社としても老舗といえる年数だが、移り変わりの激しい業界の中で長年に渡り活躍を続けてこられたのは“人”と“知”を重要視してきたからだという。その理由を代表取締役社長の木下由佳氏、COOの大森寛明氏、CTOの日下部晋氏にうかがった。

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株式会社エクザム
1995年にWeb制作会社となり、関西圏の企業や自治体のサイトなどの制作を手がけてきた。専門スキルを持つ人材も多数有し、サイト制作に関わる分野を社内でオールマイティに手がける。地元京都の観光情報サイトも自社で複数運営している。

 

“人”の知識や経験値で顧客とユーザーのニーズを満たす

Webにまつわるあらゆる業務に対応できるよう多様な部署を有するエクザム。なかでも特徴的なのが品質管理に特化した部署だ。専門スタッフが掲載情報やシステム、ユーザビリティなどをチェックすることで高品質な成果物を提供している。一般的に品質管理はディレクターが担当するが、同社ではディレクター業務の煩雑化を防ぎ、品質管理能力に長けた人材の専門性を深めるためにこの部署を設けたという。

「私たちの強みは“人”であり、その成長システムです。ITの開発は、人の知識や経験がないと行えません」(大森氏)

社員の外部研修や資格取得も奨励し、支援・補助を積極的に行っているという。

顧客に対しても同様に、クライアントやユーザーといった“人”を起点に考えている。

「Webサイトは情報を載せるものでありツールでもあります。運営する“人”が業務を遂行しやすく、かつ彼らの目的を果たせるものになるようにと常に考えています」(大森氏)

大阪府堺市のロケ地の紹介や誘致活動などを手がける「堺フィルムオフィス」のサイトも、そうした思いを持って制作した事例の一つだ。使いやすさやわかりやすさを追求しつつ、余白を活かしたスタイリッシュなデザインとした。

「クライアントには、Webサイトの機能をより充実させ、映像制作者向けの情報発信力を高めたいという問題意識がありました。それに対して我々はもう一歩踏み込み、どのようにサイトを運用していくべきか、どんなサイトなら顧客や利用者が喜ぶかを考え、そのあり方を定義していきました」(大森氏)

また、日本画家・橋本関雪の絵画などを収蔵する「白沙村荘 橋本関雪記念館」のサイトでは、美意識の高いクライアントの要望に応えるために複数のデザインを提案。最終的にタイポグラフィを活かしたインパクトのあるサイトを制作した。

ブランド刷新のためのリニューアルを手がける宇治茶の老舗「山政小山園」のサイトでは、新たなターゲットとなるユーザーに向けて同社の魅力や差別化ポイントをわかりやすく伝えることに注力したという。このように、多くの場合サイトの根幹部分からクライアントへの提案を行っている。

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左から日下部普氏、木下由佳氏、大森寛明氏

 

JPドメイン名のメリットと業態との親和性

堺フィルムオフィスと白沙村荘では「.jp」を、山政小山園では「.co.jp」をドメイン名に採用している。

「日本の方が発信している情報だということや日本に関する情報だということが伝わりやすいこともあり、『.jp』や『.co.jp』を提案する場合が多いですね」(日下部氏)

「『.co.jp』は日本国内の企業でないと登録できないので、信頼性を担保できるというメリットもあります」(木下氏)

サイトリニューアルから手がける案件の場合、従来のドメイン名を引き継ぐことが多いものの、ドメイン名とサイト内容のミスマッチによって変更を提案することもあるという。

「ドメイン名を変えることにはリスクもありますが、日本の伝統産業を扱っているのに『.jp』以外のドメイン名を使っていたサイトに対しては、『.jp』のほうが適しているという判断から変更を提案したケースもありました」(大森氏)

古都京都を拠点に伝統産業や観光情報のサイトにも多く携わってきた同社だからこそ、「.jp」の有用性を深く理解しているのだろう。

最後に今後の展望をうかがうと、Web業界を生き抜くヒントとも言える回答があった。

「Webの世界では、トレンドだった技術があっという間に廃れることもあります。専門性を高めて“知”を深めつつも、時にはその“知”を棄却し、新しい“知”を獲得する柔軟性を持つことが大切だと考えています」(木下氏)

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白沙村荘 橋本関雪記念館
白沙村荘は、大正から昭和にかけて京都を拠点に活動した日本画家・橋本関雪の邸宅であり、現在は橋本の絵画や美しい庭園が楽しめる場所となっている。運営者は橋本関雪の子孫にあたる人物で、美への感性が非常に高かったため、複数パターンのデザインを提案した。あえて絵を前面に出さずタイポグラフィが印象的なデザインが採用された
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山政小山園
宇治茶の老舗「山政小山園」のサイトリニューアルを手がけた(リニューアル後の公開は2019年1月を予定)。もともとはBtoB向けのサイトであったが、間接顧客ともなり得る一般消費者が目にしても、違和感なく茶葉の魅力が伝わるブランド展開で刷新。「他社との差別化を図り、企業の魅力が非言語でも伝わることが大事」という考えのもと、印象的なビジュアルやキャッチコピーを用いた構成となっている

企画協力:株式会社日本レジストリサービス(JPRS)

掲載号

Web Designing 2019年2月号

Web Designing 2019年2月号

2018年12月18日発売 本誌:1,530円(税込) / PDF版:1,200円(税込)

Web制作会社の動向でわかる!IT業界の2019年

サンプルデータはこちらから

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アンケートとインタビューで浮き彫りにする
Web制作業界の今とこれから

Web制作のリアル 2019

●この5年、Webの役割はどう変わった?
●どんな業務が増え、どんな仕事が減った?
●Web制作以外で広げたい業務は?
●会社として求める人材像は?
●強化したい知識やスキルは?

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デジタル全盛の今、加速度的にWeb制作の現場も変化しています。
ほんの5年前と比べてもスマホの普及やインフラの進化、さらにはAIなど技術的潮流の変化もさることながら、
それらに伴う消費者の行動変化は今までないスピードになっています。

そんな中、デジタルを駆使した課題解決のプロであるWeb制作会社/Web制作者は、
「サイト制作」だけを請け負う存在ではなくなりました。
ブランディングやプロジェクトの上流から参加するコンサルティング、アプリやビジネスツールの開発、
IoT、AI、はたまた採用やコーポレートアイデンティティの構築まで、その仕事の領域は大きく広がっています。

なぜそんなことが起きているのでしょうか。
Web制作という仕事にはそういった新しい領域の課題を解決し、次世代の要望を実現するスキルとノウハウがあるからです。
デジタルを中心とした現代のビジネスは、そんな「パートナー」を求めているのです。

では、そんなWeb制作会社やWeb制作者は何に力を入れ、これからどこへ向かおうとしているのでしょうか。
本特集では、独自アンケートとインタビューによる調査を実施し、Web制作会社の現在の経営戦略や現場の生の声を徹底収集。
過去5年間からの現場の変化を鑑みながら、Webを中心としたデジタル時代の今と近未来を考えてみようと思います。




■[第1部]Web制作白書2019・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Web制作という仕事が登場して20年強。この仕事の形は大きく変化を遂げてきました。
かつてデザインを中心としたその仕事は、今や単なる制作に留まらぬ、実に幅の広い仕事になっています。
Web制作に携わる人達が何を考え、どう働き、どこを目指しているのか。
その点をさまざまな角度から尋ね、その結果をグラフとコメントで構成しました。

Web制作とは今、どんな仕事なのか。そしてこれからどう変化していこうとしているのか。
その結果からは驚きの今と未来が見えてきます。



■[第2部]時代がWebクリエイターを求め始めている! Web制作の今とこれから・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・「デザイン経営宣言」をWeb制作者観点から読み解く

[Chapter1]Web制作とクリエイティブの今・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・Web業界の変化と活路
 主に仕事の内容について、打ち上げ花火的なプロモーションの激減、クリエイティブという言葉が引き連れる意味の変遷など、
 Web制作が表現からクライアントの課題解決へと向かっている根拠を探ります。

・Web制作12社が考える「いま現場で必要とされる能力とは?」
 現場では、デザイナーであればデザインを、プログラマーであればコーディングを、という枠組みだけでなく、両者の知識やコミュニケーション能力など、職能が
 広がっている状況を把握します。

・デザインの力は企業になにをもたらすのか?_サイバーエジェント執行役員 佐藤洋介
 いまのWeb制作としての職能をどう育てるのかについて、対個人的、組織論的なアプローチで育成についてのヒントを解説します。
 同様に、個人がどのようにその能力を身につけることができるのか、日常の生活、毎日の仕事のなかでいかにアンテナを張り、知見をためていけるのでしょうか。

・Web制作会社進化論~広がる業務領域~


[Chapter2]制作会社が知っておきたい今ドキのクライアント事情・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
予算策定までのプロセス、要件定義の考え方、社内事情。制作会社に発注したい企業にも、「やりたくてもできない」理由があります。
現在の企業がWebビジネスを行う際、どのような課題や障壁があるのでしょうか。

・クライアントとの適切な関係をつくる「予算や見積もりの考え方」
・濃密で長期の関係を築く方法


など

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