カクレクマノミについて
カクレクマノミ(学名:Amphiprion ocellaris)は、スズキ目スズメダイ科クマノミ亜科に属する魚の一種。観賞用として、特に映画『ファインディング・ニモ』で主役として登場して以降、人気が高い。
形態
ほかのクマノミ類に比べると細長い体つきをしている。オレンジ色の体に3本の白い帯と黒いひれがあり、成長すると体長は8センチメートルほどになる。近縁種のペルクラ (A. percula) とは似ているものの、体色や模様から区別が可能である。カクレクマノミはペルクラほど鮮やかな色をしておらず、背びれの鰭条の数が11本である(ペルクラは10本)。目についても両者では異なり、ペルクラの虹彩は明るいオレンジ色をしているため目が小さく見えるのに対し、カクレクマノミのそれは黒く、そのために目が大きく見える。オーストラリアのダーウィン周辺のサンゴ礁では稀にメラニスティックの(黒色色素が多い)カクレクマノミが見られ、白い帯は通常と変わらないが、体色がオレンジ色ではなく黒から暗褐色である。それらの黒い個体は、野生下では一般的ではないが、アクアリウム愛好者などの間では人気が出てきている。
【出典】カクレクマノミ - Wikipedia
カクレクマノミの写真
イソギンチャクについて
イソギンチャク(磯巾着, Sea Anemone)は、刺胞動物門花虫綱六放サンゴ亜綱イソギンチャク目に属する動物の総称である。柔らかい無脊椎動物で、口の回りに毒のある触手を持つ。
形態
岩の上などに定着して生活する動物で、体は基本的には円筒形である。上の面を口盤とよび、その中央には口がある。口盤の周辺には多数の触手が並ぶ。触手は普通、円錐形だが、先端部が膨らんだものや、多数の枝をもつ場合もある。体の側面は滑らかなものが多いが、疣状の突起を持つもの、多数の房状の突起を持つものなどもある。下面は足盤とよばれ、ここで岩などに吸着する。
あまり動くことはないように思われるが、イソギンチャクはこの足盤を使って、普通は時速数cm程度の速度で移動することができる。この移動性は六放サンゴ類の中でイソギンチャクの足盤が筋肉質に富むことから可能なことで、他の六放サンゴ類ではあまり見られない特徴である。内田はむしろイソギンチャクはポリプが歩く能力を発達させた唯一の例と見るべきと言っている。
【出典】イソギンチャク - Wikipedia 【写真】写真素材 足成:イソギンチャク
イソギンチャクの写真