天頂の囲碁7 Zen

天頂の囲碁7 Zen

好評発売中

お知らせ

コンピュータ囲碁の最高峰「Zen」搭載

「Zen」は「DeepZenGoプロジェクト」にて本格的にディープラーニングを取り入れ、さらに強くなりました。

「DeepZenGo」は、2017年3月に行われたワールド碁チャンピオンシップで井山裕太六冠を破り、トップ棋士とも互角に渡り合える実力を示しました。

8月にはコンピュータ囲碁の最高峰を決める、中信証券杯 第1回世界電脳囲碁オープン戦が開催され、中国の「絶芸」や台湾の「CGI」など強豪ソフトがひしめく中、見事優勝しその名を世界に轟かせました。

本ソフトの最高棋力も前作をはるかに上回る「九段」に到達しています。

機能紹介

七番勝負 ~趙治勲名誉名人と万波奈穂三段に挑戦!~

前作から搭載し、好評をいただいた「七番勝負」を本作でも搭載しています。

勝つたびに相手の棋力が上がり、勝敗によって画像、コメントが変わるなど細部まで楽しめる機能です。

自己対戦譜 ~「Zen九段」同士の棋譜が取り放題!~

アルファ碁で話題となった「自己対戦譜」。

コンピュータ同士に対戦させて、お手本となる棋譜を入手できます。

検討モード ~囲碁AIのことは「Zen」に聞け!~

自分の棋譜以外にも、囲碁AIの棋譜やプロ棋戦の棋譜を読み込ませて、検討することができます。

着手の評価値や「Zen」の候補手を示してくれます。

プレイ画面

シンプルで見やすい通常対局画面 シンプルで見やすい通常対局画面
最高棋力は九段! 最高棋力は九段!
趙治勲名誉名人と七番勝負 趙治勲名誉名人と七番勝負
万波奈穂三段と七番勝負 万波奈穂三段と七番勝負

コメント

三村智保九段

囲碁AIが飛躍的に進歩して、私達プロ棋士もAIから学ぶ時代になりました。

自宅で気軽に練習が出来るプログラムが、早く出て欲しいと思っていたところ、新しい天頂の囲碁を試してみませんか?とのお話を頂いて、興味津々で打ってみました。

結論から言うと、私より強い事は間違いありません。最強モードの「九段」に設定すると、互先で私が負けます。布石も、私達日本の棋士の感覚に近い、違和感のないきれいな打ち筋です。それでいつの間にか、こちらの形勢が悪くなってしまうのです。普段の試合の様に、数時間の持時間を使うつもりで打って、それでも勝てるかどうか、と言う感じがします。

そして対局後の検討機能を使って、局面ごとのZenの形勢判断とオススメの手が見られるのが、とても勉強になります。更に対局中「まった」機能を使って、選択しなかった別ルートの手順を色々試せるのが、プロにあるまじき行為ではありますが(笑)非常に楽しめます。

本当に素晴らしい物を作って頂きました。私にとって良い先生、練習相手になりそうです。もちろん全てのアマチュアの皆さまにも、お勧めします。

白石勇一六段

昨今の囲碁AIの進化は凄まじいものがありますね。「DeepZenGo」は日本棋院ネット対局「幽玄の間」で棋士たちと連日対局していますが、滅多に負けることがなく、圧倒的な強さを見せ付けています。この度家庭用として「天頂の囲碁7 Zen」が発売されますが、その強さもまた想像以上でした。なんといっても、大局観が抜群です。打ち回しに無理が無く、要点を逃す事がありません。大局観においては、もはや並のプロを超えたと言っても過言ではないでしょう。

ただし、弱点もあります。死活や攻め合いなどでミスが出ることがあり、これは考慮時間を5秒に設定すると顕著です。大局観は時間無制限の九段モードと変わらないように感じますが、大きなミスが出る確率が変わってきます。九段モードなら私も真剣に勝負しなければいけませんが、まだ可愛げがある印象です。腕に覚えがある方も、挑戦する際は5秒モードの方が精神衛生上は良いでしょう。時々はサービスしてくれます(笑)。もちろん、6級まで棋力を下げることもできるので、互先でも幅広い棋力の方が対局できるようになっています。

また、検討機能も充実していますね。一手ごとの評価値の動きを見る事ができるので、どこで間違えたのか、どう打てば良かったのかが一目瞭然です。棋力アップを目指す方にはたまらないツールですね。「天頂の囲碁7 Zen」の導入により、皆様の囲碁の楽しみ方、上達方法の幅が広がることでしょう。

戦績

2017 中信証券杯 第1回世界電脳囲碁オープン戦
プロ棋士との戦績

DeepZenGoプロジェクト

開発
尾島陽児氏、加藤英樹氏(囲碁ソフト『ZEN』開発者)
松尾 豊氏(東京大学大学院工学系研究科 技術経営戦略学専攻 特任准教授)
開発環境の提供・開発支援
株式会社ドワンゴ
協力
公益財団法人日本棋院