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新刊案内「矢倉囲いを極める77の手筋」 ~これを読まずに矢倉は指せない~

2016.08.19 | 島田修二

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こんにちは。今回もあまり観ないままにオリンピックが終わろうとしている編集部の島田です。

今日も元気に新刊案内いきます。本日ご紹介しますのは8月25日に発売する大平先生の新刊「矢倉囲いを極める77の手筋」です。



本書は縦から、横から、端からの矢倉囲いへの攻めに対する受けの手筋を77個紹介して、矢倉を極めてもらおう、というものです。すでに発売して大変な好評をいただいている藤倉先生の「美濃囲いを極める77の手筋」の矢倉編となります。目次はこんな感じになっています。


第1章はこんな感じでいろんな矢倉の特徴、メリットとデメリットが解説されています。


私の好きな菊水矢倉もあります。



第1章はこんな感じで他に銀矢倉や菱矢倉、矢倉穴熊なども紹介されています。そして第2章「端攻めの基本」からいよいよ77の手筋の始まりです。

矢倉にはぱっと思いつくだけでもたくさんの手筋があります。それらの手筋を知っているかどうかで勝敗が変わることも珍しくありません。

今日は本書で出てくる例題の中で私的に「なるほど~」と思ったものをいくつか紹介してみたいと思います。みなさんもぜひ考えてみてください!


それでは深呼吸して第1問。



これぞ知ってると便利な手筋、という感じです。このブログを読んでいるみなさんなら「ひと目の手筋」、ですよね? 書籍中のワンポイントアドバイスには「△9七飛成を受けないといけませんが、ひと工夫が必要です」と書いてあります。


さて、続いて第2問。さっきは端の手筋でしたが今度は横からの攻めに対する受け方です。



次に△6七金が激痛ですが、いい駒を持ってます。こういう渋い手筋が実戦で使えたら「将棋つえー」って感じがします。


さて、続いてが最終問題です(はやっ)。これには私、答えを見て感動しました。縦からの攻めに対する受けの問題です。



矢倉戦でいかにもありそうな攻め筋を食らってる状況です。次に△7五銀で全軍躍動なんですが、それを防ごうと▲7六金は、以下△7五銀▲同銀△同角(下図)と強襲されて玉形に差がありすぎて先手苦戦です。



ええっ?だとしたらどうやって受けるの!?・・・と思いましたね?

でもあるんです!めちゃめちゃピッタリした受け方が。ああ言いたい。でも言えない。答えは本書の115ページに書いてありますから読んでくださいね。


今回出した3問、全てお見通しだ!という方はsoft@mynavi.jpまでお便りください。
全部あっていた方には私から心の金メダルを進呈いたします。

本書は来週木曜日発売です。お楽しみに。

それではみなさん、今週も良い週末将棋ライフを!

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