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9月号「イメージと読みの将棋観・Ⅱ」のテーマ1、2

2016.07.25 | 鈴木健二

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みなさま、こんにちは。
将棋世界編集部の鈴木です。

将棋世界9月号(8月3日発売)に掲載する「イメージと読みの将棋観・Ⅱ」(構成・鈴木宏彦)のテーマ図を公開いたします。
今回は、前半のテーマ1と2です。
 

テーマ1
升田幸三の神業


実戦。後手の手番でどう指しますか。形勢をどう見ますか。

(解説)
昭和33年の第17期名人戦第7局。当時名人・九段の二冠だった升田幸三と、王将だった大山康晴の戦いである。大山が勝てば名人になりタイトル数も逆転する。その大一番で升田は会心の将棋を指す。

升田王将が次の手を、「好手、妙手の上をゆく、いわば名手」と自賛したそうです。
 

テーマ2
大山康晴、受けの至芸


実戦。後手の手番でどう指しますか。形勢をどう見ますか。

(解説)
昭和31年の第15期名人戦で大山は花村元司八段の挑戦を受けた。真剣師から異例のプロ入りを認められた花村が、ヒノキ舞台に登場してきたのである。その花村が強引に攻めたテーマ図。後手の大山に受けはあるか。

後手は大ピンチに見えますが、「大山名人には終盤が二度ある」といわれた通り、見事なしのぎを見せました。また、「攻め合いでいける」と見た棋士がいたのにも驚きでした。

6人の棋士の読みと独自の見解については、8月3日発売の「将棋世界9月号」をお読みください。ワイド版はこちら