先手三間飛車を完全攻略! 出口流▲7八飛戦法破り【棋譜データ付き】
- 出口若武(著者)
発売日:2021-11-30
販売元:マイナビ出版
判型:四六判
ページ数:240ページ
難易度:中級~有段
ISBN:978-4-8399-7824-2
初手▲7八飛から始まる新世界 詰みまで調べて斬り飛ばせ!
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▲7八飛戦法とは、その名の通り「初手▲7八飛」と指す作戦です。
なぜ▲7八飛戦法なのか?
そもそもメリットはあるのか、マイナー戦法に過ぎないのではないか?
そう思った方も少なくないでしょう。
それでは、初手▲7六歩から三間飛車を目指す場合と何が違うのでしょうか。
著者の出口若武五段は「初手▲7八飛は後手の相振り飛車と右四間飛車を最大限に警戒した一着」と評価します。
角道を保留するので従来のノーマル三間飛車に比べて安全に駒組みができ、また速攻にも対応しやすくなっています。
また、攻撃力もあるので、実は振り飛車の優秀な作戦なのです。
▲7八飛戦法への後手の対策はいくつかありますが、本書では居飛車で8筋を伸ばして真っ向からとがめにいく指し方を中心に解説しています。中には最終盤まで研究するような変化もあります。
「三間飛車は人生で最も指した」と語る出口五段。
今回は攻略する側の立場になって、その研究のすべてを1冊に詰め込みました。
新たな将棋の可能性を広げた▲7八飛戦法の攻防をお楽しみ下さい。
棋譜データは.kifファイルを読み込める将棋ソフト(激指シリーズなど)で閲覧できます。
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目次
なぜ▲7八飛戦法なのか?
第1章 ▲6六歩と▲7五歩について
第1節 ▲6六歩対相振り飛車
第2節 ▲6六歩対右四間飛車
第3節 ▲7五歩対右四間飛車
第2章 ▲7八飛対相振り飛車
第3章 ▲7八飛対△8四歩型 ▲8八飛の変化
基本図までの指し手
実戦編 古森五段戦
定跡解説編
第1節 基本図から▲2一馬
第2節 基本図から▲9六歩に△7四歩
第3節 ▲9六歩に△1六歩
第4章 ▲7八飛対△8四歩型 ▲9六角の変化
第5章 角交換型振り飛車
チャート
コラム テニス
著者プロフィール
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出口若武(著者)
1995年4月28日生まれ、兵庫県出身。
2007年9月、6級で井上慶太九段門下。
2019年4月1日、四段。
2021年3月5日、五段。
振り飛車も採用する居飛車党で、角換わりと相掛かりを得意とする。
三段時代に出場した第49期新人王戦では決勝三番勝負に進出するなど、
プロ入り前から頭角を現している若手実力者。
第79期順位戦C級2組で9勝1敗の成績を収め、C級1組に昇級。
第92期ヒューリック杯棋聖戦では一次予選と二次予選を勝ち抜いて、決勝トーナメントに進出した。
本作が初の著書となる。
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