振り飛車の新機軸! 初手▲7八飛戦法【棋譜データ付き】|将棋情報局

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講座 三間飛車

振り飛車の新機軸! 初手▲7八飛戦法【棋譜データ付き】

発売日:2019-03-26

販売元:マイナビ出版

判型:四六判

ページ数:224ページ

難易度:中級~有段

ISBN:978-4-8399-6822-9

先手になれば使える新・振り飛車戦法

★サイン本は完売しました

『振り飛車の新機軸! 初手▲7八飛戦法』宣伝編



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「ある対局の前日、作戦に苦慮していました。夜、布団に入ってからもあれこれ考えていたのですが、そんなときふと『初手▲7八飛』を思いついたのです」(まえがきより)


先手番になり、最初の1手を指しただけで使える戦法。それが「初手▲7八飛戦法」です。
この画期的な作戦は門倉啓太五段が編み出したものですが、はじめは門倉五段以外に使う棋士はいませんでした。そこから作戦の優秀性が徐々に認知されるに連れて、久保利明王将をはじめとするトップ棋士も採用するようになり、今では振り飛車党の一つの有力な選択肢として定着しています。

しかし、▲7六歩~▲7八飛とするのに比べて、先に▲7八飛とするメリットはどこにあるのでしょうか?

初手▲7八飛の将棋をよく見るようになったなぁと思いつつ、その真意はよくわからない、という方は多いのではないでしょうか?

門倉五段は初手▲7八飛には3つのメリットがあるといいます。

①角道を開けたまま戦えること
②相振り飛車で主導権を握れること
③絶対に早石田ができること

以上です。

すべてに共通することは決して守勢にならず、常に積極的に戦えるということです。

では、初手に▲7八飛とするとなぜこのような3つのメリットが生じるのでしょうか?

それを詳しく解説したのが本書です。

この本で初手▲7八飛戦法をマスターして、ぜひ相手をアッと言わせてください。

動画『振り飛車の新機軸! 初手▲7八飛戦法』講座編について

書籍の内容の基本部分を動画で大盤を使って説明しています。さらに書籍では掲載できなかった現在のプロ間で指されている▲7八飛戦法の最新形についても解説しています。

(1)初手▲7八飛戦法とはどういう戦法か?
    初手▲7八飛のメリット

(2)▲7八飛戦法の理想の攻め
    ①▲8五桂ポン
    ②▲6六銀・5七角の形からの仕掛け

(3)プロの初手▲7八飛事情

動画の長さ:40分42秒

目次

振り飛車の新機軸! 初手▲7八飛戦法 目次

第1章 ▲7八飛戦法とは
第2章 対△8四歩の戦い方
 第1節 角交換型
 第2節 角交換拒否型
 第3節 無理やり早石田
第3章 対△3四歩の戦い方
 第1節 3手目▲4八玉
 第2節 3手目▲6八銀
第4章 相振り飛車
 第1節 ▲4八玉型対三間飛車
 第2節 ▲4八玉型対向かい飛車
 第3節 ▲6八銀型対三間飛車
 第4節 ▲6八銀型対向かい飛車
第5章 実戦解説
 実戦譜1 ▲8五桂ポンが決まる 対藤森哲也四段戦
 実戦譜2 引き角と戦う 対木下浩一六段戦
 実戦譜3 長手数の戦いを制す 対増田裕司六段戦

著者プロフィール

  • 門倉啓太(著者)

    1987年6月3日生まれ。東京都豊島区出身
    2000年9月、6級で石田和雄九段門
    2011年4月1日 四段
    2016年11月17日 五段
    奨励会三段リーグ在籍時に、NHK杯テレビ将棋トーナメントで記録・秒読み係を務める。新戦法を作ることを目標に、初手▲7八飛や2手目△3二飛と指す、意欲的な振り飛車党。2016年度第75期順位戦でC級1組に昇級。
    著書に「角交換四間飛車 最新ガイド」「角交換四間飛車 徹底ガイド」「振り飛車はどこに行くのか? プロが教える全振り飛車の定跡最先端」(マイナビ出版)がある。