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（飯野七段と弟子ふたりの３人で大盤解説会）
（師弟だけあって、息がピッタリ。笑顔が多く見られた）
（吟）
図は△３六飛と後手が打った局面。先手は▲５五角から▲７四桂の狙いがあって厳しい。▲５七金と引かれても、△３七飛成と桂を取れない（▲５五角から▲７四桂の順がある）。後手が苦しい局面だ。
控室では早い終局もあると、ささやかれている。
（外はバシャバシャと強い雨が降っている。やむ気配はない）
（吟）
加藤女王が快勝で開幕戦を制しました。終局時刻は16時7分。消費時間は、▲加藤２時間３分、△上田３時間０分。
第２局は４月20日（木）に東京都港区「明治記念館」で行われます。
（紋蛇）
（終局直後の対局室）
―― 本局は▲５五歩（47手目）までは前例のある形で、かなり指し手が早かったですが、想定していたということですか。
加藤 想定していたわけではないのですが。３カ月ぐらい前に研究する機会がありました。
―― どのあたりで指せると感じましたか。
加藤 ▲５六飛（85手目）とぶつけたあたりですかね。それまでは難しいかなと。
―― 第２局の抱負をお願いします。
加藤 次はよく考えて指したいと思います。
―― △３一角で前例を離れましたが、事前の研究ですか。
上田 そういうわけではないのですが、１度指してみたいなと。
―― 本局の展開は。
上田 成銀を２回出られる手を軽視してしまって。
―― 第２局の抱負をお願いします。
上田 本局は早い段階で悪くしてしまったので、今度は力を出し切れるようにしたいです。
（吟）
両対局者は感想戦の前に、大盤解説会場に姿を見せた。
（足元の悪い中、来場してくれたファンの前であいさつ）
（吟）