2026.09.30
【将棋ニュース】「緊張したけど伸び伸びと指せた」小野花依女流2級がデビュー戦を白星で飾る
9月30日、東京「将棋会館」にて大成建設杯第9期清麗戦予選の高浜愛子女流初段対小野花依女流2級戦が行われ、98手で小野花依女流2級が勝利しました。
小野女流2級は本局がプロデビューの1局。
先手の高浜女流初段の四間飛車で駒組みが進行します。
がっちりと穴熊に囲い、石田流の構えを構築した高浜女流初段と、端の位を確保して銀冠穴熊に組んだ小野女流2級。
AIはさらにじっくりと組み合う手を推奨しますが、小野女流2級は角を切って一気に踏み込みました。
局後の取材で小野女流2級は、「(角を切ったところは)さらに組み合った形に自信が持てなくて、行くしかないのかなと思ったのと、お相手が具体的によくなる手順が見えていなかったです」と本譜の手順を振り返っていました。
実際に、先手は手が作りにくい局面が続き、高浜女流初段が銀を引いて1筋の歩を回収したところで形勢が逆転。ここでは角と銀の利きを生かしたうえで、囲いの桂を跳ねて端に殺到する手順が推奨されていましたが、高浜女流初段は「考えていたけど……」と本譜の手順を悔やんでいました。
その後、双方の囲いに火がついたところで、小野女流2級は遊んでいた飛車を自陣に引きつけて味よく受け、その飛車で金を食いちぎります。
先手には、穴熊攻略に必須のカナ駒が駒台になく速度勝負は後手に軍配が上がりました。
デビュー戦を終えて、「研修会時代は昇級を目指して焦っていたところがあったので、その頃と比べると今日は緊張はしていましたが、伸び伸びと指せました。初対局で何もわからなかったので、女流棋士の先輩方に教えていただきました」と一日を振り返りました。
また、女流棋士人生1年目の目標について、「勝ち越して女流1級へ昇級」を掲げました。
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