2026.08.19
《ヤバい奇襲》 第21回【穴角】―こんな負け方するなんて、穴があったら入りたい!
ひきこもりブロガーの二歩千金(にふ・せんきん)です。
7月23日にマイナビ出版より『奇襲完全撃退マニュアル50』という奇襲破りの本が刊行されました!
本書では、江戸時代から続く伝統的な奇襲、アマチュアが考案してネットで大流行の奇襲、トッププロも採用する現代調の速攻作戦まで、幅広く収録しております。
⇩第20回の記事はコチラ⇩
今回のテーマはな、ななんと「穴角」!!
ナメプ(舐めたプレイ)戦法の代表格として悪名高いアイツです。
初級編~意外と理に叶った作戦~
初手からの指し手
▲9八香 △8四歩 ▲9九角 △3四歩
▲8八銀 (第1図)
盤の隅に自ら角を閉じ込めるのが「穴角」の出だし。
ただふざけているだけに見えますが、角頭の弱点がないので棒銀などの急戦に強く、意外とバカにできないんですよね。
第1図以下の指し手
△8五歩 ▲7八金 △6二銀 ▲2六歩
△3二金 ▲2五歩 △3三角 ▲3八銀
△4二銀 ▲2七銀 △4一玉 ▲3六銀
(第2図)
優位を自覚している後手は無理せず自然な駒運びを心がけますが、▲2七銀~▲3六銀(第2図)が何やら怪しい立ち回りです。
次に▲4五銀がうるさいので△4四歩は無難な歩突き。ところが……。
第2図以下の指し手
△4四歩 ▲7六歩 △8六歩 ▲同 歩
△同 飛 ▲8七銀 △8二飛 ▲7七角
(結果図)
後手の角道が止まったのを見て眠れる獅子(9九角)が目を覚まします。
結果図は次に▲2四歩△同歩▲2五歩の継ぎ歩攻めがあり、いつの間にか後手が実戦的に大変な将棋になっています。
上級編~向かい飛車も面白いゾ~
どんな戦法でも隠し球は多いに越したことはありません。
▲8八銀に代えて▲8八飛(第3図)の「穴角向かい飛車」もなかなか凝った作戦。
このあとは双方駒組みに移り、第4図のような局面が想定されます。
次に▲6六歩(銀)で△2二角の利きを止められる前に勢い△7六歩と突っかけたくなりますが、以下▲7六同歩△8六歩▲同歩△8八角成▲同角△2二銀▲7七角打(第5図)と進んでどうか。
第5図以下、①△3三桂は▲3六歩~▲3五歩の桂頭攻めが嫌らしく、また②△3三銀も▲1五歩△同歩▲1三歩△同歩▲1二歩で先手も勝負形に持ち込めます(第6図)。
「穴熊ならわかるけど、穴角に負けるのは絶対に許せない!!」
と穴の開くほど鋭い眼差しでにらみつけているあなた。
──どうぞ、ご安心ください。
7月23日に発売された『奇襲完全撃退マニュアル50』に穴角の対策をバッチリ記してあります!
続きはWebで、、、じゃなかった、本の中でお会いしましょう!










