水町みゆ女流初段が「将棋世界みる」2026年9月号を紹介!|将棋情報局

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水町みゆ女流初段が「将棋世界みる」2026年9月号を紹介!

こんにちは、女流棋士の水町みゆです。
今回も先月に引き続き、将棋世界の別冊「将棋世界みる」の魅力をお伝えできたらと思います。
どうか少しばかりお付き合いください。

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さて、今回ご紹介するのは9月号です。

最初の記事は、都成竜馬七段によるエッセイ。

棋士は職業柄、運動不足に陥りやすいことに加え、対局時には体力や体重がそのまま思考力や正座時の足の痺れに直結します。そのせいもあってか、スポーツやトレーニングを趣味とする方も多い印象です。都成七段もその一人で、格闘技ファンとして試合を観に行くほどにボクシングに魅せられているようで、エッセイの中で将棋やご自身の経験を織り交ぜながら、活き活きと語られています。将棋とボクシングは、謂わば「静」と「動」という対照的な立ち位置に見えますが、何事も根底には通じ合う本質があることに改めて気付かされます。思わず自分も何か没入できる趣味を見つけたくなるような、楽しげなエッセイです。

次の記事は、砂原奏女流2級のインタビューです。

砂原女流は、2023年にプロ入りを果たした若手女流棋士で、現在は慶應義塾大学法学部に在籍されています。また、学業との両立に取り組まれているだけでなく、実に多彩な趣味をお持ちのようです。優美な嗜みから躍動感あふれるものまで、インタビューを読み進めるごとに明らかになるその意外な趣味やリフレッシュ方法に思わず目を見張ります。『強い』そして『親しみやすい』女流棋士として更なる飛躍を遂げるべく励む砂原女流の、さまざまな一面が垣間見える内容となっています。

続いては、中村修九段の推しメシについてのエッセイです。

中村九段は、華々しい活躍を遂げた「花の55年組」(1980年度/昭和55年度にプロ入りを果たした棋士の総称)の一人としても広く知られており、最初の一文にある「私が奨励会に入ってから、今年でちょうど50年になる」との言葉が、その重みを感じさせます。続く文章では、半世紀にわたる将棋界での歩みを背景に、その時代の空気を伝える貴重なエピソードが「食」というテーマを通して次々と語られます。往時の将棋界の姿を垣間見ることができる、軽快かつ味わい深い一篇です。

今回も、記事の間に差し込まれた未公開カットが目を引きます。タイトル戦での静かな気迫に満ちた対局姿はもちろん、今回は控室や就位式についてのページもあり、誌面に豊かな彩りを添えています。

 

恒例の「それも一局」の未公開カットも、レンズが捉えた朗らかな笑顔がひときわ印象に残ります。

最後の記事では編集長による新企画裏話も。こういう理由で決まったのね、とニヤリとしてしまうこと間違いなしです。

今回も、将棋界をより深く楽しむためのエッセンスが随所に詰まった一冊となっています。ぜひご一読ください。

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著者

水町みゆ(著者)