2026.08.05
【将棋ニュース】広瀬章人九段、逆転勝利で4年ぶりタイトル挑戦! 藤井聡太竜王・名人は1年ぶりの七冠復帰ならず 第74期王座戦挑戦者決定戦
8月5日に第74期王座戦(主催:日本経済新聞社・日本将棋連盟、特別協賛:東海東京証券)挑戦者決定戦が行われ、広瀬章人九段が藤井聡太竜王・名人を破り、伊藤匠王座への挑戦権を獲得しました。
振り駒の結果、先手番を得た広瀬九段が相掛かりに誘導しました。
以前は力戦派に好まれる戦型でしたが、近年はAIによってかなり深く研究されてきました。激しい展開になることもあれば、一転してじっくりした戦いにもなりうるという、力自慢の棋士向きな戦型といえます。
藤井竜王・名人は広瀬九段の戦型選択を、堂々と受けて立ちました。
広瀬九段が1歩得に成功しますが、藤井竜王・名人は金を前線に押し出して、両者の主張がぶつかり合います。
終盤戦に入るころ、広瀬九段の仕掛けを逆用した藤井竜王・名人が優位に立ち、飛車切りからの猛攻に転じます。
しかしその後、金取りを受けて自然に見えた藤井竜王・名人の応手がまさかの疑問手。
今度は広瀬九段にチャンスが訪れますが、それもまた手順前後が潜む難解さ。
再度藤井竜王・名人に形勢が傾き、詰めろ逃れの詰めろの端角という大技も飛び出しますが、広瀬玉はなかなか捕まりません。
千日手の筋もチラつくなか、広瀬九段が主張を押し通し再度形勢が逆転。藤井竜王・名人を投了に追い込みました。
勝利した広瀬九段は伊藤匠王座への挑戦権を獲得しました。
藤井竜王・名人は2023年以来のタイトル挑戦のチャンスを失い、七冠復帰は持ち越しとなりました。
竜王・王位の獲得経験がある広瀬九段ですが、タイトル戦は2022年の第35期竜王戦七番勝負(主催:読売新聞社・日本将棋連盟)以来、実に4年ぶり。
伊藤王座との戦績は広瀬九段の4勝5敗(1千日手)。現在は伊藤園お~いお茶杯第67期王位戦七番勝負(主催:新聞三社連合・日本将棋連盟)に挑戦中の充実ぶりをみせる伊藤王座に、広瀬九段がどのような立ち回りを見せるかが見どころになりそうです。
注目の第74期王座戦五番勝負第1局は、9月2日(水)、神奈川県秦野市「元湯陣屋」にて開幕します。
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