【将棋世界】第497回昇段コース・解答と解説 四・五・六段コース問題(将棋世界2026年5月号出題)|将棋情報局

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【将棋世界】第497回昇段コース・解答と解説 四・五・六段コース問題(将棋世界2026年5月号出題)

問題を解いていただくことによって、皆さんの棋力を検定します。各コースを卒業すると日本将棋連盟より卒業証が発行され、正式免状または認定状が取得できます。将棋を覚えたばかりの人やこれから初段を目指す人は、まずは級位コースで実力を養成しましょう!

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本ページは将棋世界2026年5月号で出題された第497回昇段コース四・五・六段コース問題の解答・解説です。
昇段コースへのご応募は将棋世界本誌最新号より承っております。

第1問

<ヒント>踏み込む前に

第1問の解答・解説

解答 ▲8五銀

先手は矢倉の堅陣で、後手玉の寄せだけを考えればよい局面ですが、持ち駒はありません。質駒を手に入れる▲8五銀(正解図)が正解となります。

対して△8五同歩に、▲3六飛の強攻が継続手となる決め手です。以下△同銀には、▲1四桂△1二玉▲1三歩△同桂▲3三馬△同金▲同銀成で、後手玉に必至必死がかかり、勝ちが決まります。▲8五銀には△1三銀と受けるのが最善ですが、▲7四銀△3四金▲1三銀成△同玉▲8三銀成△9四飛▲8六桂で飛車が取れる格好になり、先手優勢です。

問題図で▲4一馬は、△3二銀と受けられると、二の矢がありません。

また▲3六飛は手順前後で、△同銀に▲8五銀と取っても、△2五銀(失敗図)とされると、▲1四桂からの寄せを防がれてしまい、難局となってしまいます。

 

第2問

<ヒント>際どい利かし

第2問の解答・解説

解答 ▲7三歩成

後手が△8四角と、飛車銀両取りをかけてきた局面です。攻めの継続を図るにはどうしたよいかですが、▲7三歩成(正解図)が際どく利かす好手です。

対して△3九角成▲8二との飛車の取り合いは、玉形の差が大きく先手勝勢です。また、△7三同角なら飛車取りが消えるので、攻めに専念できる形となり、▲3四歩△5一角▲5二歩と攻めて、先手好調です。ゆえに▲7三歩成には、△同桂と取ることになりますが、今度は銀取りが消えたので▲7五歩と落ち着き、以下△6五桂には▲6二歩、△3八歩は▲2九飛がピッタリで、△3七成銀▲2七飛△同成銀▲7一角で、次の▲4二とが厳しく先手優勢です。

問題図で▲4二銀成は、△同金▲同と(▲4二銀成で▲4二とも同様)△同玉と清算し、▲7五金と飛車取りを防ぐ手順もありますが、後手玉を逃がしている印象は否めず、以下△3八歩▲2九飛△9三角▲2七飛△同成銀▲7一角も△4三玉(失敗図)で、後手玉を捕まえるのは容易ではありません。

 

第3問

<ヒント>工夫の寄せ

第3問の解答・解説

解答 ▲3二銀

1手を争う終盤戦。▲3四香と金を取って勝てればよいのですが、これが詰めろになっておらず、△1五歩(失敗図)と突かれると受けがありません。

これは穴熊の強みを生かされてしまいます。先手玉が詰めろではないこの一瞬しか、チャンスはありません。正解は▲3二銀(正解図)です。

対して△1五歩は、▲2一銀成△同金▲同竜△同玉▲7一飛成△3一銀▲3二角△同玉▲3四香以下の即詰みです。従って▲3二銀には△同金と取るほかありませんが、そこで▲3四香と金を取れば、次に▲2一竜△同玉▲3二香成△同玉▲7二飛成以下の詰めろになっています。銀を先に渡しても、△2八銀▲同玉△2七銀▲1七玉△1六銀成▲同玉△1五歩▲1七玉△1六歩▲2八玉△1七歩成▲同香△同香成▲同玉△1六歩▲2八玉で、先手玉は詰みません。

結局、▲3二銀△同金▲3四香には、△3一銀打と受けることになりますが、▲3二香成△同銀▲5五角△4四香に▲2八金と受けに回り、△1五歩▲3七金右で先手玉が安泰となり、先手勝勢となります。

問題図で▲1三銀は、△3五金▲同歩△1三香▲同桂成△同桂▲3三角△4一香で、寄せきれません。

 

第4問

<ヒント>攻防手

第4問の解答・解説

解答 ▲1三銀

先手玉は詰めろではないものの、次に△2八角成とされると必至がかかります。後手玉に詰めろで迫るチャンスは、この瞬間しかない局面です。空間に放り込む▲1三銀(正解図)が妙手となります。 

この手は▲2一飛からの詰めろとなっており、△1三同香にはそこで▲1一飛と王手をかけます。対して△2一銀合や△2一角合には、▲1二金と詰めろをかけておけば先手玉が詰まず、先手勝勢です。後手の持ち駒は角と銀のどちらでも、先手玉は詰みません。

▲1三銀には△2二角が最強の応手ですが、▲同銀成△同玉▲4一飛△3一銀に、▲1三角が絶妙手。以下△同香は▲2一金△同玉▲1一飛からの詰みですし、△同玉も▲3一飛成が▲2二銀からの詰めろで、先手の勝ち筋となります。

問題図で▲1三金は、△同飛▲1一飛に今度は△2一金と飛車を弾かれてしまい、以下▲1三飛成に△2九金▲1四竜△2二桂(失敗図)と、手を入れられてしまい先手が勝てません。

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