【将棋ニュース】糸谷八段は何人目の名人挑戦者?|将棋情報局

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【将棋ニュース】糸谷八段は何人目の名人挑戦者?

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藤井聡太名人に糸谷哲郎八段が挑戦する第84期名人戦七番勝負が開幕しました。今回で84期目となる名人戦は将棋界で最も歴史のあるタイトル戦。糸谷八段は初の名人挑戦となりました。

名人挑戦を決めた第84期順位戦A級プレーオフ|撮影:田名後健吾

名人戦が現在のような番勝負の形を取ったのは1940年の第2期で、その時は当時の木村義雄名人に土居市太郎八段が挑戦しました。土居八段から数えて、今期の糸谷八段は名人に挑戦した38人目の棋士となります。そのうち、初挑戦で名人を奪取したのは塚田正夫名誉十段、中原誠十六世名人、谷川浩司十七世名人、羽生善治九段、佐藤康光九段、丸山忠久九段、佐藤天彦九段、豊島将之九段、渡辺明九段、藤井聡太名人(名人挑戦順)の10人です。名人獲得最多18期を誇る大山康晴十五世名人も、初挑戦時には塚田名人に苦杯を喫しました。

また糸谷八段は竜王経験者でもありますが、これまで名人戦と竜王戦双方の七番勝負に登場した棋士は米長邦雄永世棋聖、谷川十七世名人、羽生九段、森下卓九段、佐藤(康)九段、森内俊之九段、丸山九段、豊島九段、渡辺九段、藤井名人(2棋戦双方ともに出場した順)がおり、糸谷八段は11人目となります。そして両方のタイトルを獲得したのは谷川十七世名人、羽生九段、佐藤(康)九段、森内九段、豊島九段、渡辺九段、藤井名人(獲得順)の7人です。

現在の藤井名人は渡辺九段から奪取してから3連覇中です。渡辺、豊島、永瀬という強敵を相次いで下しました。気の早い話ですが、今回防衛を決めると名人通算4期目となり、来期の名人戦では「二十世名人」の称号がかかります。

将棋界の春の風物詩とも言える名人戦に注目です。

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著者

相崎修司
将棋雑誌「近代将棋」の編集を経てフリーの観戦記者に。
2026年現在は竜王戦、王位戦・女流王位戦、棋王戦、女流名人戦の観戦記を執筆。
将棋世界をはじめとする各誌にも寄稿。