2026.03.27
中村太地八段×マウスコンピューター トップ棋士が語る将棋AIとPC環境
タイアップ
将棋の勉強スタイルは、この10年で劇的に変わりました。いまでは多くの棋士、奨励会員、大学や高校の将棋部員、さらには熱心なアマチュアの方々も、PCで将棋AIを動かして将棋の研究をしています。将棋は「先を読むほど局面が爆発的に増える」ゲームであり、AIに深く読ませるには、どうしても高性能PCが必要になります。より深く、より速く、より正確に――。研究の密度の差が、そのまま棋力や勝敗に直結するのです。
そこで注目を集めているのが、マウスコンピューターです。国内生産・用途別カスタマイズ・24時間365日サポート・3年間標準保証という「機能と安心感」を兼ね備えたPCメーカーでその名を耳にしたことがある方も多いでしょう。
長野県飯山市で一台ずつ丁寧に組み立てられるPCは、長時間の負荷に耐え、静音性や安定性にも優れています。「高性能であること」はもちろんですが、「壊れないこと」「困ったときにすぐ相談できること」こそ、日々研究を続ける棋士や熱心な将棋ファンにとって何より重要な要素となります。
今回は、トップ棋士の中村太地八段にマウスコンピューターのG TUNEというPCを実際に触れていただきながら、AI研究について、PCについてじっくり語っていただきました。
PC性能が研究量を左右する
――まず、AI研究は日常的にどれほど行っているのでしょうか。
「対局やイベントなどの用事がない日はほぼやっています。だいたい8時間くらい、長い日は10時間以上AIと向き合うこともあります。自分で指した将棋やタイトル戦などの棋譜を検討したり、実戦以外でも気になる序盤の駒組みや仕掛けを研究することもあります」
――実際にどんな風に研究しているのか、見せていただけますでしょうか?
「まずは検討したい棋譜をコピーして、将棋GUIにペーストします。気になる局面までカチカチと進めていって、気になる手が出たところで止めてAIの評価値を見ます。私は候補手は3つに設定しています。あまり増やしてしまうと、一つ一つの読みが浅くなってしまうからです」
――評価値を見ながら、少しずつ手を進めていくのですね。
「AIは、最初は最善手が入れ替わったりしますが、考える時間が長くなるほど評価が安定してくるんです。だから本当に大事な局面だと、15分~20分くらい平気で待ちます。その間、『将棋世界』を読んだりしています(笑)」
――ありがとうございます(笑)
「将棋GUIでは読みの深さが段位で示されるのですが、プロ八段、プロ九段と上がっていき、さらに『羽生』と表示され、最終的は『神』に至ります」
――プロ、羽生、神と変わっていくのですね。面白いです。
「自分の中で重要な局面や終盤の難所だと神が出るまで粘ることもあります。そして、この待ち時間がPCの性能で変わってくるのです。同じ将棋ソフトを使っていても、性能の優れたPCとそうでないPCでは一定の読みの深さに到達するまでに数分の差がでます。たかが数分かと思われるかもしれませんが、これが何日も何年も繰り返されると、それは膨大な時間差になって表れ、最終的には研究量に雲泥の差がついてしまうのです」
――PCの性能差が研究量の差になってしまうのですね。
「棋士の中には、200万円以上のPCを使っている人もいます。もちろん、高性能PCを使っているだけで強くなれる、ということではありませんが、研究における時間短縮という明確なメリットがあるのは事実です」
中村八段も認めるマウスコンピューターのG TUNE
――その点、このG TUNEはいかがでしょうか?
「PCの性能を表す一つの指標としてNPSというものがあります。これは1秒間にいくつの局面を読んだか、ということを表すものですが、いまNPSが1000万以上になっています。つまり、1秒間に1000万局面以上読んでいるということなので、十分な性能だと思います」
――候補手を3つに設定するということでしたが、自分の考えと合わない場合はどうするのですか?
「もちろん、AIだけに頼るのではなく自分の頭でも考えることが大事です。それが候補手以外の手なら、一度入力してみて、AIがどう評価するかを見ます。そこで評価値があまり落ちなければ『自分なりの手』がある程度通用しているということになりますし、逆に大きく下がれば、どこに問題があったのか考える。基本的にはこういった試行錯誤の繰り返しです」
――評価値のアシストを借りつつ、自分で考えることが大切なのですね。
「そうですね。最近は『相手も同じような強いPCを使って同じ候補手を見ている』という前提で、その裏をかいたり、微妙にずらすような細かい工夫が勝負を分けることもあります。似たような形でも少しの配置の差で評価が変わることもよくあるので、AIを使いながら自分でも考えて戦型への理解を深めていくことが大切だと思っています」
――強くなるためだけでなく、観戦にAIを使う方も増えています。
「そうですね。ABEMAなどで動画中継を見ながら家のPCで同じ局面を作ってリアルタイムで検討して楽しむ方はとても多いと思います。動画中継は現在の盤面や対局者の様子がわかるので、とてもありがたいのですが、評価値に関しては現在の局面のものしかわかりません。例えば、今の手を指さずに別の手を指していたらどうなったのか、ここから候補手以外の手を指すとどうなるのか、といったことを自宅でゆっくり深掘りできるのがリアルタイム検討のいいところだと思います。終盤戦は手が早く進むのでAI評価が安定しないこともありますし、持ち時間が短いNHK杯などでは、AIが浅い読みで揺れることがよくあります。そういうとき『本当はどうだったのか』と確かめたいですよね。そこで自宅に高性能のPCがあれば、納得行くまで振り返ることができるわけですから、将棋観戦の幅はかなり広がると思います」
――確かに、もし自宅にABEMAやNHKと同じ性能のPCがあったら、すごく楽しそうです。PCのスペックでは、特にどこを重視していますか。
「CPU性能とメモリですね。計算能力の速さは当然重要ですし、メモリも大きいほど探索の安定性があり、深い読みを続けていてもストレスがありません。あとはスペックではありませんが、PCのファンの音が大きいと研究に集中できなくなってしまうので静かであることは意外と大事かもしれません。その点、このG TUNEはいいですね」
――今回、マウスコンピューターのG TUNEで普段行っているような研究をしていただきましたが、どう感じましたか?
「本当に快適で、棋士が使っても違和感のない性能だと感じました」
――G TUNEはどんな方にお勧めですか?
「棋士だけでなく、奨励会員やアマ強豪の方にもお勧めです。また、大学や高校の将棋部に一台置いておくのもいいと思います。さらにスペックを上げたければ、BTOで自分なりにカスタマイズして、将棋に特化したマシンを作ることもできるでしょう。あとは、将棋を観戦して楽しんでいる方も、このPCがあれば今まで以上に充実した観戦ライフを送れると思います」
――マウスコンピューターについてはどんな印象がありますか?
「まず、国内生産という安心感は大きいですね。PCは高い買い物ですから、買ってすぐに故障してしまったら目も当てられません。日本産ならそういうことはまずないと思います。あとは24時間365日のサポートもめちゃくちゃありがたいです。何かの拍子にPCの調子が悪くなっても、専門的な部分は自分では判断できません。すぐ相談できる体制があるのは、非常に心強いと思います」
――最後に、AI時代の将棋と今後について教えてください。
「AIがここまで強くなっても、まだ将棋は解明されません。終盤で評価が変わったり、最新AI同士でも意見が割れたりします。『将棋というゲームはこんなに深いのか』と感じる場面が本当に多いです。AIによって棋士の研究手法は大きく変わりましたが、それは『将棋の奥深さを何倍にも味わえるようになった』ということでもあります。これから先、どんな変化が待っているかは分かりませんが、これからの将棋がどう変わっていくのか、とてもワクワクしています」
マウスコンピューターG TUNE FZ-I7G70
―将棋AIの真価を引き出す、次世代パフォーマンスー
最新世代のインテルⓇCore UltraプロセッサーとハイエンドGPUを搭載した
G TUNE FZ-I7G70は、将棋AI解析において高い処理性能を発揮するデスクトップPCです。
◇使用したエンジン
『水匠Concerto』(YaneuraOu NNUE V9.20DEV 64AVX2 TOURNAMENT)
G TUNE FZ-I7G70使用時にNPSが最高になる推奨エンジン設定
USI_Hash:24,576、Threads:20
◇マウスコンピューターHP
最後に中村八段とG TUNEとのツーショット。「赤く光ってカッコいいですね」と外見も気に入っていた
※本記事は株式会社マウスコンピューターとのタイアップです。
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